ホグワーツのマドンナは天文学の先生Ⅱ (ページ2)

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チョコレートと君と~リーマスside ページ2

----コンコン

気分が優れず自室のベットで横になっていると

控えめなノックの音が聞こえた。

リ「…はい」

気怠い体を起こして返事をした

セブルスかな？

貴『リーマス、大丈夫ですか？…Aです』

綺麗な透き通った声だ…

Aが来てくれたんだね

リ「どうぞ入って」

貴『お邪魔します』

Aは手に脱狼薬を入れたゴブレットと小さな包みを持っていた

貴『ご気分が優れないのですね』

Aが悲しそうな顔をした

そんなふとした表情まで愛おしくてたまらない

リ「そんなに悲しそうな顔をしないで、A」

Aの真っ白な頬を撫でると彼女は優しく笑みを浮かべた

あぁ…可愛い

怠さも何処かに吹き飛びそうだよ

貴『セブにお薬を頂いて来ました…あと、これもどうぞ』

Aはゴブレットと小さな包みを僕に渡した

リ「ありがとう……この包みは何かな？」

貴『ふふ…セブからの贈り物です』

リ「贈り物？」

貴『はい、開けてみて下さい』

不思議に思って開けてみると、中には……

リ「ハニーデュークスの限定チョコじゃないか！」

僕の大好物のチョコレートが入っていた

しかもハニーデュークスの限定チョコだよ

貴『えぇ、セブが用意してくれたのですよ』

リ「本当にセブルスには感謝しないとね」

何だか前よりも体が楽になったようだ

少し元気が出てきた気がする

リ「A、ありがとう…君のおかげで元気が出たよ」

貴『お役に立てて良かったです、無理をしないで下さいね』

そう言って微笑んだ君が愛しくて愛しくて

リ「A…」

----ギュ～----

貴『リーマス？』

思わず強く抱き締めた。

リ「A、愛しているよ」

貴『嬉しいです…私も愛しています』

そんな僕達を見守るように月は煌々と輝いていた