関わる人達なんか可笑しいと思ったら、私からフェロモン出てたらしい【マッシュル】

魅了 4 ページ6

．


ラ「……」



『ﾋｪｪｪｪ』



今何故か水色髪の顔面偏差値鬼高な男子に壁ドンされてる。なんで？？



＿遡ること5分前


ひゅーんと飛んで行った先はもうゴールに近い地点だった。


『人がいる』



杖を空に向けていたから、もしや彼が私をここに連れてきたのかと思ったらビンゴ。



しかもめっちゃイケメン。強すぎだろ。


ふわっと地上に降りるといきなり姫抱きされてあっという間にゴールした。え？？？



ゴールして人目のつかないとこに私を追いやるといきなり壁ドン。今に至る。



いや意味が分からない。



しかも壁ドンしながらじっとり見てくるの、何？



『えっと』


ラ「…悪い」


そう言うとすっと腕を壁から退ける。



ラ「俺はランス･クラウン。お前はA･ヴィーナステラだよな」



『何故知ってる』



怖いぞランスくん。一方的にも程がある。


ラ「…キノコ頭との会話聞いた」



それを世間では盗聴と言うんだよランス君



いやだからって何故私に壁ドンなんだ。



ラ「A」


『うん？』



ラ「この世で最も尊い物とはなんだ？」



『えっ』



哲学を問われている。何故に。



ラ「それはアンナと」



アンナ誰。



ラ「Aだ」



『？？？？』



マッシュ君といい、ランス君といい、なんでこんな独特な人とばかり会うんだ

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