未成年ヒーロー【ヒロアカ】 (ページ10)

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起 1Chapter10 ページ10

◯ 緑谷side

せっかくオールマイトから授かった力を発揮すんことができなかった。

体ぶっ壊して、気絶までして。

他の受験生は既に帰っているころ

泣きながらかえった。

『緑谷ー！』

この声は！

ヒーローなんて声でわかる！←

まぁビビリが勝っちゃっけど;

とっさにこけるのを助けてくれた。

優しいなぁ。

「気になったんだけどさ。体鍛えた？」

『！？は、はい！』

な、なんで急にそんなこと聞くんだ！？

さっき助けてもらった時にもうバレたのか！？

オールマイトとの約束が…！！

でもその後結果を聞かれた時

一気に気持ちが沈んだ。

「…悔しい？」

あぁ。悔しいです。すごくすごく。

やっと認めてもらえたのに。

オールマイトから！あなたから…！

どうしてこんなビビリなんだろう。

母が応援してくれて。

朝はやる気しかなかった。

体もこんなに鍛えて。

でも今は…

これじゃあ今までの自分と同じじゃないか。

「俺はお世辞とかじゃなく、本当に頑張ってると思うよ。」

その一言が嬉しかったんです。

そう言ってあなたは僕に笑った。

その時体に電気が走ったみたいに

鳥肌がブワッて立って

まだいける。そう思えました。

今はもう、初めてあなたにあった時の自分じゃないんです。

◯