未成年ヒーロー【ヒロアカ】 (ページ8)

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起 1 Chapter8 ページ8

◯

『今どうなってるんですか？』

「この子達は来年の子らよりもいい子ね。」

『は、はぁ;』

「久しぶり！ゼド！」

『オールマイトさん。いつみてもお元気そうでなによりです。』

「あぁ！ヒーローたるもの健康管理は欠かさないよ！」

『暑いです;

で、今の状況は？』

「残り3分。だんだん仮装ヴィランも減ってきてるころね。一位の子が、63P。でも救助Pは0よ。」

『誰？その子。』

「爆豪…勝己。資料よ。」

見るからにヤンキーだ。
いや、人は見た目で判断できない。

でも写真からでも殺気を感じられる;

本当にヒーローになりたいのか？

ヒーローになりたいと思うのはいいことだが

思いと現実は比例していない。

自分で思いを現実に近づけないといけない。

彼にはそれがないのだろう。
それでヒーローになりたいなんて言っても笑われるだけだ。

でも、実力的には十分。

今まで個性を使ったことがないやつの動きじゃねぇし、絶対日常で使っていたんだろうなー。

どっかで会ったら確認しよ。

と思ったら会いました。

『おーい！ばっくごーくーん！』

「あ″あ″ん？！」

『いきなり；

俺のことわかる？わかんないよn「しってるわ！！」

『あ、そう……。よかった;』

思ってたより怖かった。
今の高校生ってこんな怖いの？

あ、自分も高校生だわ。

しかもこいつの一個上だわ。

学校とか行ってみてーけどなー。

やべ。話逸れた。

「んで、今回の受験お疲れ様。君の動きすごかったね。多分1年前の俺じゃあ無理かもね。

でも明らかに動きが初心者じゃなかったのが気になってさー。

違ったら悪いんだけど、

今までに個性使ってたでしょ？』

「……。だから、なんだよ。」

『はぁ;ちゃんと守ってもらわないと。お前の個性人間相手には相当強いんだぞ？

もしかしたら死ぬことだってあるかもしれない。
そんなのヒーローではというか人間としてありえない。

ちゃんと考えて使えよ？

お前十分強いんだから。』

「……。」

『んじゃ、それだけ！ばいばい！』

「……っち、説教だけかよ。」