未成年ヒーロー【ヒロアカ】 (ページ7)

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起 1 Chapter７ページ7

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「そういえば今日って雄英の受験じゃなかった？」

『え、そうなの？』

「うん。」

『へぇ。ちょっと行ってみようかな。』

「おぉ！行こう行こう！」

『お前、自分が行きたかっただけだろ。』

「なんのこと。」

『はぁ；ちょっと見に行くだけだからな。すぐに帰るんだぞ。』

「分かってるわよ。」

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『やっぱでけぇな。』

「すごぉい。んで、どこだろ。」

『広すぎな。てか、俺お前の雑用でも運転手でもないんだけど。』

「つべこべ言わない。とっとと探しなさい。」

『お前マジで。いってぇ！！だから何で！？わっかんなんだけど！』

「うざいから。」

「誰カイルノカ？」

「『！！』」

『やっべ、、！』

「だから！」

『お前が噛むからだろ！』

「あんたがうざいから！」

『なんだよその理由；』

「ゼドカ？」

『はい；』

「久シイナ。言ッテクレレバアンナイシタゾ。ナゼコソコソト。」

『すぐに帰るつもりだったから；』

「ソウカ。今、来年度ノ生徒ノ選別ヲ行ッテイル。案内シヨウ。」

『あ、あざ～す。』

「今年ノ生徒ハ見込ミアルゾ。お前程デハナイガナ。例年ヨリモポイント平均ガ高イ。」

『そーなんですね。そりゃあすごいや。』

ふと、緑谷と名乗ったボサボサ髪の彼を思い出した。

ヒーローになりたいと言っていた、今では珍しい無個性の子。

あのときは適当にあしらっちゃって、オールマイトに任せちゃったけど、あのあとどうなったんだろう。

中学生だ。もしかしたらまだ受験生じゃないかもしれないけど、いつか、オールマイトさんに会ったら聞こう。

「いま、あの緑の子思い出した？」

『うん。なに？』

「奇遇ね。私もよ。良い予感がするの。」

『ほぉ。じゃあ俺はその良い予感にかけてみようかな？』

「私の感舐めないで。」

『舐めてないよ。』

「ココダゾ。」

『失礼しまーす。』

「あら？ゼドじゃなーい！！来てくれたの？会いたかったわー！」

「ミッドナイト。試験に集中しろ。」

『それ言うなら相澤さん俺じゃなくて画面の方みてくださいよ。説得力なさすぎますって。』

「久しぶりだね。ゼド。みんな会いたがっていたのさ。」

『校長。』

会いたがる理由なんてあるか？

俺別に、雄英生でもないしここの卒業生でもないのに。