テニスの王子様 立海の「鏡猫」と呼ばれる転校生

４７　　うわー、同類がいるー（棒読み） ページ48

白「・・・まじで地獄絵図じゃな。」
幸「少し、練習量を増やしたからね。」
真「手塚も無理だったか。」
柳「ふむ。これくらいの練習をするのは、我が立海くらいだろう。」

今日は、昨日より練習量が多かった。そのときのみんなの顔・・、ひどかったな・・・。

白「まぁ、立Rはほかの奴らより、疲れてはないみたいじゃな。」
柳「まぁ、幸村がいつも俺たちの練習メニューを考えているからな。体制ができているんだろう。恐ろしいな、慣れとは。」

白夜と柳が、そう話していると後ろから黒いものを感じた。恐る恐る振り向くと、そこには魔王様じゃなくて幸村がいた。

幸「なにか、問題でも？(黒笑」
柳・白「「いいえ。ありません。」」
幸「そう。ならいいよ。」

幸村はそういうと、真田のところに歩いて行った。それを見つつ、柳と白夜はため息を漏らす。

白「ちょっと、顔洗ってくる。」
柳「わかった。」

白夜は、タオルを持つと宿場の中に入っていった。

白「はー。汗をかくのは、嫌じゃな。臭いし、べたべたするし。」

白夜は、そう呟きながら、顔をタオルで拭いていた。すると、突然後ろから、抱きつかれた。

白「！？」
忍「白夜ちゃんやないか。来ないなとこでなにしとるん？」
白「・・・だれじゃ。」

白夜は、忍足から離れると睨みながら聞いた。

忍「ハハ、やっぱりおもろいやっちゃなぁ。普通女子は、抱きつくと顔を赤くするか、黄色い悲鳴をあげるか、そないな反応するのになぁ。」
白「誰だといってるじゃろ。」
忍「あー、すまんなぁ。俺は忍足侑士や。よろしゅう。(ニコ」
白「(この笑顔・・・。)侑士先輩じゃな。そういえば、四Rにも忍足って奴がいた気がするんじゃが。」
忍「そいつは俺の従兄弟や。」
白「そうですか。まぁ、よろしく。(ニコ」
忍「やっぱりな。」
白「？」

忍足は、白夜の笑顔を見て何かを確信した様子だった。すると、忍足は白夜に近づいた。

忍「俺とお前は同類やな。」
白「なんのことじゃ。」
忍「さっきの笑顔、あれ、作り笑いやろ。」
白「！ばれたか。」
忍「俺も使うんけん、わかったんや。まぁ、あの笑顔は便利やからな。」
白(俺、同類は嫌いなんじゃけど。)
忍「まぁ、同類同士、仲良くしてや。」

白夜は、忍足を軽く睨み上げた。

白「前言撤回じゃ。俺は同類が嫌いなんでのう。ヨロシクせん。」

そういい残し、白夜は走って逃げていった。

忍(面白い奴やな。)

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