テニスの王子様 立海の「鏡猫」と呼ばれる転校生

２０　　俺はどこで着替えるんじゃ？ ページ21

ー放課後
白(部活にいくかのう。)
生「白夜、おまえやっとテニス部に入るのか？」
白「ん？ああ。一緒に行こう。」
生「ああ。」

白夜はクラスメートの男テニス部とテニスコートに向かった。部室が見えてくる。

生「・・・白夜、どこまでついて来るんだ？」
白「どこって、部活一緒じゃん。」
生「マネするのか？」
白「するわけなかろう。選手としてじゃ。」
生「！？」
仁「おっ、やっと来たんか。お前さんはこっちじゃ。」
白「んじゃ、後で。」
生「おお。」

話していると、仁王先輩が突然でてきよった。にしても、俺はどこで着替えるんじゃ？

カチャ
仁「白夜が来たぜよ。」
幸「じゃあ、白夜これ。」

幸村に渡されたものは、ジャージだった。なんか、新品って感じがするなぁ。

白「・・・俺、どこで着替えるんじゃ？」
立R「「「あっ。」」」

えー、今気づいたのかよ。かなーり、傷つくんじゃけど。

白「俺は別にかまわんぜよ。」

白夜の言葉に、みんなが驚いたり、目が点になっていたり、顔を赤くしている。まぁ、普通の反応なんだけど。

赤「はぁ！？かまわんってお前女だぞ！」
白「下着なら、タンクトップ着とるけん大丈夫じゃ。あと、スパッツもはいとるしのう。」
比「それでも、だめでしょう。」
白「じゃあ、どこで着替えるんじゃ？あの恐ろしい、女どもの中で着替えろと？殺す気か？」
ブ「でもなぁ。(汗」
白「別に大丈夫じゃろ。のう、幸村先輩？」
幸「・・・・・・。まぁ、本人がいいって言ってるし、タンクトップとかを着ているならいいんじゃないかな。」
白「ていうか、レギュラー専用の部室で着替えるのかよぃ。」
ブ「俺の真似すんじゃねぇ！」

白夜のロッカーは、一番端の窓側だった。白夜は、荷物をそこに置く。隣は、赤也先輩だ。どうやろ、学年順に並んでいるようだ。仁王先輩はロッカーの代わりにベンチを使っている。部室は案外広く、椅子・机・ボード・本棚などがある。
あたりを見ていると、赤也先輩から突然話しかけられたんでびっくりしたぜよ。

赤「がんばろうぜ、白夜！！」
白「ジーーーーーー。」

白夜は赤也のほうをジッと見た。疑うような目で。

赤「な、なんだよ。」
白「いや、最初、赤也先輩俺のこと信じてなかったじゃろ？なのに、この態度の変わりようはなんでだろうと、思ってのう。」
赤「ああ、白夜がミーハー女じゃないことは、わかったからな。」
白「ふーん。」

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