■夢のような現実に。 ページ23
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「彼氏さんに、ｹｰｷありがとうって言っておいてね。」
「ｱﾚ絶対に高いｹｰｷだったもんね。」
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あ「うん、言っておく。気を付けて帰ってね。」
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女の子は語りだしたら止まらなくて、気づけばもう夜。
おそらく、もう少ししたら涼介が仕事を終えてくるだろう。
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ｹｰｷが無くなったお皿を片付けて、一息つく。
そして、涼介が置いていったもう一つのものを手に取った。
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あ「すごい綺麗…………」
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それは何冊かの結婚式のパンフレット。
幸せそうな男女の写真に夢が膨らんだ。
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あ「ドレスいっぱいあるんだ。」
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というか、本当に結婚……するんだ。
現実、何だよね?
夢のような出来事だけど、現実。
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涼介の隣で純白のドレスを着て、
みんなに祝福されるんだね。
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涼「ちゃんと確認してないでしょ、毎度のことながら。」
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仕事を終えてやって来た彼の指が私の額を軽く弾いて、
そして、頬にチュッと唇が触れる。
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あ「ｹｰｷ、友だち喜んでた。」
涼「それは良かったです。あ、いいのあった?」
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ひらっきぱなしのあのパンフレットを手に取りながら
彼はﾘﾋﾞﾝｸﾞのｿﾌｧｰに腰掛けて。
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私は麦茶をｺｯﾌﾟに注いで彼の前に出した。
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あ「いっぱいありすぎてわかんないよ。それに…………」
涼「ん?」
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あ「涼介と一緒なら何でもいい。」
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ずっと貴方の隣にいられるだけでいいんだ。
別に結婚式をするために結婚するわけじゃないんだから。
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二人での幸せを増やすために結婚する。
二人の幸せの時間を増やすために結婚する。
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涼「あー、もう……何でそんな可愛いこと言うかな。」
あ「うわっ……//」
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もとえ - とても 良かったです 続きが読みたくなりました。 (2015年3月5日 9時) (
レス) id: 768bff496b (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 名無し29095号さん» 何回も読んで下さり有り難うございます！続編を希望していただけるなんて！！ぜひとも機会があればこの続きを書かせていただきます(*´艸｀*) (2015年2月8日 19時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し29095号(プロフ) - このシリーズ大好きで何回も読み返しちゃいます(*^o^*)作者さんが良ければ続編書いていただきたいです！ (2014年12月4日 9時) (レス) id: adcc01d3cb (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - りずさん» 一番好きだなんてありがとうございます(*´艸｀*)続編を希望していただけるなんて光栄です。是非検討させていただきます。 (2014年12月2日 23時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - みーさん» レスが遅くなってしまってごめんなさい（泣）一気に読んでもらえたなんて嬉しいです、ありがとうございます。はい！これからもマイペースにたくさんの胸キュンをお届けしてまいります(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2014年12月2日 23時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2013年8月27日 15時
