■延長戦。 ページ14
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あ「何で、ｺﾝｻｰﾄ……………」
涼「うん、そう。だから、終わってから来た。」
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絶対に疲れているはずなのに
そんな表情は一ミリも見せなくて。
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涼「花火大会、延長戦行こっか。」
あ「えっ、だってもう終わって……」
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涼「だからこそ、だよ。」
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彼の手に引かれて、車に乗り込んで。
そうすると、また戻った花火会場。
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と思ったら、全然違う。
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その場所は通り過ぎて、まだ走り続ける車。
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あ「ねぇ、どこ行くの?会場は……」
涼「もう少しで着くから。」
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今、隣にいるのは大好きな彼。
だけれど、どこか頭の隅にあるさっきの男の子のこと。
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涼「よし、会場到着。」
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助手席のドアが開いて、彼が動きにくい私の手をぎゅっとして。
車から降りて見えたのは綺麗な夜の海だった。
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そして、ビーチをおぼつかない足で歩いていると
隣の彼が小さな声で言った。
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涼「花火大会、一緒に行けなくてごめんな。」
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あ「えっ…………」
涼「俺もAと行きたかったんだけど、ね。」
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あ「うん………………」
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何で私が花火大会に行きたかったことを知ってたんだろう。
不思議で仕方がなくて。
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涼「だから、今から一緒に花火大会の延長戦。」
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そう言うと、彼は持っていた袋から何かを取り出して、
よく見ると手持ち花火のセット。
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涼「これで行けなかったこと許して?」
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もとえ - とても 良かったです 続きが読みたくなりました。 (2015年3月5日 9時) (
レス) id: 768bff496b (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 名無し29095号さん» 何回も読んで下さり有り難うございます！続編を希望していただけるなんて！！ぜひとも機会があればこの続きを書かせていただきます(*´艸｀*) (2015年2月8日 19時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し29095号(プロフ) - このシリーズ大好きで何回も読み返しちゃいます(*^o^*)作者さんが良ければ続編書いていただきたいです！ (2014年12月4日 9時) (レス) id: adcc01d3cb (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - りずさん» 一番好きだなんてありがとうございます(*´艸｀*)続編を希望していただけるなんて光栄です。是非検討させていただきます。 (2014年12月2日 23時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - みーさん» レスが遅くなってしまってごめんなさい（泣）一気に読んでもらえたなんて嬉しいです、ありがとうございます。はい！これからもマイペースにたくさんの胸キュンをお届けしてまいります(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2014年12月2日 23時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2013年8月27日 15時
