■やめとけよ。 ページ13
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あ「本当に一人でいいよ?」
「んなこと言ったって頼まれたし。何かあったら大変だろ。」
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さっきまで人のことを馬鹿にしてきたわりには
二人になると優しいその男子。
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「つーか、彼氏いたんだな。」
あ「えっ……あー、うん。」
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「何で……ｿｲﾂといかねぇの?花火大会。」
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痛いところを突かれた。
私だって行けたら行ってるし……
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彼が私と普通の社会人だったら行っている。
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あ「忙しい人なの。それに人ごみがちょっと……ね。」
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「ふーん、そんな奴なんだ……彼氏。」
あ「そんな奴って……すごいいい人だもん。」
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「いい人ねぇ。いい人なら彼女のために時間作るでしょ。」
あ「だから、そうできないほど忙し…………!」
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見えていたはずの自宅ﾏﾝｼｮﾝが見えなくなり、
頭が真っ白になって、止まる足。
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いつもとは違う腕に抱きしめられていた。
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「やめとけよ、そんな男。」
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一瞬、何が起きたのか分からなくて。
私は急いで彼の体を突き放した。
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「そんな嫌がられると、さすがに傷つくんだけど。」
あ「ご、ごめん……。」
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「俺が好きって言っても、彼氏が好き?」
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まさかの告白。
友だちだと思っていたからびっくりして何も言えなくて。
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「A!」
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浴衣で走りにくかったけど急いでｴﾝﾄﾗﾝｽに入ると
見慣れた姿がそこにはあった。
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あ「涼介?」
涼「よっ……来ちゃった。ｻﾌﾟﾗｲｽﾞ。」
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もとえ - とても 良かったです 続きが読みたくなりました。 (2015年3月5日 9時) (
レス) id: 768bff496b (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 名無し29095号さん» 何回も読んで下さり有り難うございます！続編を希望していただけるなんて！！ぜひとも機会があればこの続きを書かせていただきます(*´艸｀*) (2015年2月8日 19時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し29095号(プロフ) - このシリーズ大好きで何回も読み返しちゃいます(*^o^*)作者さんが良ければ続編書いていただきたいです！ (2014年12月4日 9時) (レス) id: adcc01d3cb (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - りずさん» 一番好きだなんてありがとうございます(*´艸｀*)続編を希望していただけるなんて光栄です。是非検討させていただきます。 (2014年12月2日 23時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - みーさん» レスが遅くなってしまってごめんなさい（泣）一気に読んでもらえたなんて嬉しいです、ありがとうございます。はい！これからもマイペースにたくさんの胸キュンをお届けしてまいります(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2014年12月2日 23時) (レス) id: 10801d15d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2013年8月27日 15時
