＊ ページ18
コンビニ前でぺしゃんこに潰されてた筈の俺。
気付いたら、どこか知らない場所で座ってる。
カウンターの中の壁に蛇口が沢山付いてて、そこから注がれたビールが俺の目の前に差し出された。
「ベク？ 大丈夫？ 」
右側からAちゃんの声が聞こえて、顔を向けると心配そうに俺を見てる。
あれ、2人？ さっきの幻？
なぁーんだ、良かった。そんな訳ないもんな。ギョンスと付き合ってるなんて、、、つ！
Aちゃんの奥に見える大きな目とぶつかった。
「なんでいるだよ！ 」
「Aの彼氏だから」
くそっ！ くそくそっ！ なんでだよ！
「Aちゃん、俺、昨日好きって言われたばっかなんだけど！ なんでギョンスと付き合ってんの？ 」
「うそ、、、私ベクに好きって言ってた？ 」
驚いた顔で今、俺が言った事を確認してくる。
大きく頷いて見せると、Aちゃんはビールグラスに手を伸ばし残りを一気に飲み干して、いっぱいあるビールの中から迷う事なく次を店員に注文する。
「忘れて」
がーん。
「酔っ払いの言う事は間に受けない方がいいよ」
勝ち誇ったギョンスの言葉が伸し掛る。
いつ付き合ったんだ。
海か？ ギョンスの後についていってる時、既にそうだったって事？
数時間前、俺を好きだって言った癖に？
……分かんね。
展開の早さに付いていけねーわ。
「……Aちゃん、ギョンスのどこ好きになった？ 」
「うーん……」
ギョンスの顔を見て首を捻る。言葉の続きは出てこない。
照れてるのか何なのか知らねーけど、ギョンスは手に持つ箸を積極的に動かす。
「分かんないの？ それ本当にギョンスの事、好き？ ギョンスって女遊び激しいよ？ 」
「え……」
食べてた物が喉に詰まったのかゴホゴホ咽せるギョンスにお構いなく喋り続ける。
「見境ないよコイツ。高校の時だって寄ってきた女ぜーんぶ食ってたし」
ああ。俺、ミンソクと同じ事してんなぁ。
「二股どころの話じゃないのに」
本当の事だ。
俺は事実を言っている。
もちろん、Aちゃんを彼女にしたギョンスがそんな事する筈無いのも分かってる。
ギョンスは誰と寝ようが絶対に彼女にはしなかった。
高校を卒業してからも、ずっと。ずっとだ。
会わなくても、ジスがたまに話題に出してきたから、俺も知ってる。
あれから誰も好きになれないって事。
Aちゃんを、ずっと想ってた事。
けど、
そんなの俺に関係ねー！
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もにか(プロフ) - ショウさん» ご指摘ありがとうございました>_< 冷蔵庫どこーっと探して無事に見つけれました(//∇//) 気を付けてるつもりなんですが、誤字脱字も含めまだまだあると思います（ ; ; ）見つけたら又教えて下さい（ ; ; ） (2017年1月22日 18時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ショウ - 楽しく読ませさていただいてますが、ビールを冷蔵庫にしまうことをなおすと言ってますがこれは方言なのでほとんどの人はわからないと思います。ちょっと気になったので…^^; (2016年12月19日 20時) (レス) id: 3f423c73d3 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ぺこすけさん» ありがとうございます（≧∇≦）全くストーリーが出てこないメンバーもいて、なんとか絞り出して書いたので全部見てもらえたなら最高に嬉しいです（≧∇≦）全員と付き合うとか出来ないので笑 じっくり読者様の気持ちを1人に持っていきたいと思ってます。……無理か笑 (2016年10月20日 18時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます（≧∇≦）あの頃のギョンスを思うと本当に報われなきゃ酷い！と思います。 早速セフンに嘘つかれてるギョンス君ですが。しっかり頑張ってもらいましょう！ (2016年10月20日 18時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこすけ(プロフ) - まさにその通りです！(笑)せっかく書いて下さったんだし最初っから読まないと！と投票の事をすっかり忘れて上からポチリと押して読みました(｡･ω´･｡)ﾄﾞﾔｧｯ 誰落ちでも楽しみにしてますね(*´ω`*) (2016年10月18日 0時) (レス) id: 37daaa0c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2016年9月7日 23時
