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本当はわかってた。
これ以上やれば足首が使い物にならなくなるということを。
でも、ここで全てをここで出し切っても後悔することはないと思った。
それは普通“最後”にやるものだろと思うかもしれないけど、
ここぞって時はタイミングを見計らって来るものじゃない。
“最後”なんていつ来るかわからない。
だからこそ一日一日を全力で生きるんだ。
『いつも鼓舞してくれて、悪い所はちゃんと叱ってくれて、、
マサさんがキャプテンだったから俺はここまで来れたんだと思います。
俺の夢はもう叶いました。
大好きな人達に囲まれて、色んな感情を共有し合って、自分の役割を見つけて、それを果たすこともできたんじゃないかなって思います』
その日、俺とマサさんは皆が知らない所で涙を流していた。
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作者名：しぃ | 作成日時：2019年12月7日 11時
