罪−Hside− ページ37
『あぁぁぁあ!罪や!罪!』
びっくりした…。
優さん時々急に大きい声出すから心臓に悪いねんな…
って思っとったら、物凄い形相でズンズンとこちらに向かって歩いてきた。
え?俺?俺何もしてないで?
でも俺の目の前でピタッと足を止めた優さん。
俺怒られるんかな…?
ムギュー!
「い、いひゃい…」
『なんなんやお前の可愛さは!
それを何て言うか知っとるか?つ・みって言うねん!』
「ちゅみちゃう…」
『ちゃう!罪や!もう一回!』
「しゅみ」
『ちゃうちゃう!つ!み!はい!』
「とぅみ」
『あかん!罪って言えてへんから罰金100万か俺と同居やわ』
頬を掴まれとるせいで上手く罪って言えんかったら罰を与えられたんやけど、後者おかしいやろ。
いや、そもそも全てがおかしいんやけど。
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作者名:しぃ | 作成日時:2019年12月17日 23時