始末屋SixTONES (ページ7)

今日:17 hit、昨日:18 hit、合計:534,723 hit

7. ページ7

立ってるの疲れるでしょ、と好きなところに座るように促されてすぐそばにあった椅子に腰かけると早速説明が始まった。

樹「まず、ご両親の仕事については知ってる？」

『なんとなくですけど、何かの研究をしているとしか聞いてないです。』

樹「そっか、ご両親は遺伝子についての研究をしてたんだけど、その研究が特殊である人たちにとってはその研究にかかわる機密情報が喉から手が出るほど欲しいせいでご両親の命が狙われて今に至るんだよね。」

『命が狙われるって、誰なんですか？その両親を狙っている人たちって、それに特殊な研究っていったい、』

私が思いつくままに疑問を口にすると、6人で悩むようなそぶりを見せ始めた。

北「これは、話すべきなんだろうけどどこから話せばいいんだ？」

高「とりあえず後日にした方がいい気がする。俺らで話し合わないとだし、渡された資料の中に聖川さんから手紙とかにどうしてほしいのか書いてあるかもしれないしさ。」

慎「確かにそうよな。」

樹「Aちゃん。気になるのはわかるし俺らも教えてあげたいんだけど、そのことを知ることでAちゃんを危険にさらす可能性があるんだよね。
だから、申し訳ないんだけど話せる時が来るまで待っててくれないかな。」

『…いつか話してくれるんですよね。それなら待ちます。』

樹「ごめんね。」