始末屋SixTONES (ページ46)

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46. ページ46

初めて入った大我の部屋、ドアを開けてまっすぐ繋がっている部屋は普通だった。

ただ問題はその奥の部屋だ。

薄暗い部屋の中にはラッドの入ったケースが並び、フラスコに入った液体はボコボコと沸騰している。

机の上には機材が置かれ、奥の冷蔵庫の様な扉付きの棚にはカラフルな液体が入った試験管が所狭しと並んでいた。

京「ぶつからないように気をつけてね。気化したのを吸うだけでやばいのもあるから。」

「やばいって例えば？」

京「例えばー、そこの赤いのは口にすると全身焼かれてるみたいな痛みが続いて

一定量以上飲むと炎の幻覚まで見えてくるよ。

前回使ったら、飲ませたやつがショック死しちゃって樹に怒られたの。改良が必要なんだよね。」

「それは、」

京「そっちに置いてあるのは幻覚を伴うやつで、

緑はー、なんだっけな、確か触覚の働きを増強することで全身を大量の虫に這われてるような感覚にさせるやつ？虫も見えるようにしてたかな。

忘れたから飲ませてみよ。今から教えるやつこのかばんの中に詰めてってくれる？」

「わかった。けど、わからないやつ飲ませていいの？笑」

京「大丈夫だって。多分幻覚系だから体が突然腐ったりとかしないし。多分。」

「もしかしてそんなにやばいのもあるの？」

京「今はないけど作れるよ。」

みんなが大我の部屋に来たがらない理由がなんとなくわかった気がする。