始末屋SixTONES (ページ31)

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長「きっと服毒したんだと思います。毒物特有の発疹が出てますから。」

「よかった、」

もちろん生きてることが最善ではある。でも、2人が無残な死を遂げることがなくてよかった。

死んだ後まで道具にされることがなくてよかった。

きっと自分たちが死ぬことが2人の言ってた最後の仕事だったんだろう。

松「我慢する必要はねぇよ。泣ける時に泣いちまえ。」

「っ、まだ泣きません。」

松岡さんは泣けって言ってくれたけどまだ泣いちゃダメだ。2人が安心して天国に行けないから。

ジ「ここにあるんじゃ遺体の運び出しは難しいよね。」

北「遺体はここにある書類と一緒に燃やしてほしいって書いてあるメモがそこの書類と一緒に置いてあったよ。」

「それなら家ごと燃やしちゃいましょうか。」

慎「いいの？」

「それが最善なら。ただ、写真を持って行きたいんですけど。」

北「持っていけるのは全部持っていきな。

ガーネット、ペリドット車に乗せてある灯油持ってきてくれる？」

お母さんに近づいて少し乱れていた髪を整える。そこに体温はなかった。

「またね、お母さんお父さん。」