始末屋SixTONES (ページ28)

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中に入っていった2人はすぐに戻ってきた。

松「セキュリティかかってたわ。」

北「ラピスに繋いでハッキングしてもらうことにしたから。

危険なものはなかったから全員で降りよう。暗いから気をつけてね。」

慎太郎に手を引かれておりていくと1枚の重厚なドアがあった。

ドアについてるのがセキュリティだろうか？キーボード部分がないから暗証番号を押すタイプのものではないみたいだ。

長「指紋認証と網膜認証か。これハッキングでいけるか？」

ジ「ラピスならいけるんじゃないっすね。」

樹『あー、あー、聞こえます？ラピスです。

お嬢に一回セキュリティ解除してみてもらいたいんだけど、いい？』

さっきからAではなくてお嬢とかお嬢さんって呼ばれるのは彼らが仕事中は名前を変えるのと同じようなものなんだろう。

「私ですか？やってみますけど、開くかな。」

ドアに近づき、樹に説明される通りに指をスクリーンに押し付け、カメラで目をスキャンする。

すると、さっきまで赤く光っていたランプが緑に変わりドアが少しずつ開いていった。