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松「どこでAちゃんの親は眠ってんだろうな。
敵方のアジトか、それとも調べられなかった2階か。」
ジ「2階調べられなかったんですか？」
長「階段がもう登れる状態じゃなくてね。まぁ1階があんなに綺麗に残ってるのが奇跡なんだけどさ。」
『聞こえますか？オニキスです。異常ありません。合流しましょう。』
松「了解。」
ジ「足元気をつけてね。小走りで向かうからついてきて。」
昨日4人に会った薔薇園を抜けて裏口に無事着いた。
松「出られるようにドアは開けたままにしとけよ。」
中は酷い有様だった。綺麗だった壁紙は煤で真っ黒になっていて、家具も倒れているがなんとか歩けるような感じだ。
北「見た感じ暴行されたような形跡は見られないですね。
この焼け具合からみるに殺すつもりはなかったんでしょう。
あくまでもあぶり出すために火をつけたと考えるのが妥当です。」
松「連れ去ろうとしてたってわけか。
さっきのAちゃんの話だと両親はそれをわかってたんだろうな。」
長「それならここにまだいる可能性が高いですね。」
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作者名：みん | 作成日時：2019年2月8日 17時
