始末屋SixTONES (ページ11)

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樹「おっけ。じゃあとりあえず1週間分渡しておくからなくなる2日前ぐらいにきょもに言ってね。」

「きょも？」

京「俺のことね。」

樹「びっっっくりした！せめて一言声かけろよ笑。いつの間に来たの？」

京「ん？ついさっき笑。
Aちゃんも俺のことはきょもか大我って呼んでね。それ以外の呼び方は鼻にどんぐり詰めるから。」

「どんぐりは嫌です。」

どんぐりを取り出していい笑顔で言うあたり冗談に見えなくて怖い。というか、なんでポケットにどんぐり入ってるんだろう。

「無くなったらって、どうして京本さんじゃなくてえーっと大我さんに言うんですか？」

京「大我さん？」

「大我、」

京「よろしい。それでなんだっけ、薬の話だっけ？」

「そうです。きょ、大我、が作るって。」

京「うん、俺天才だからね。」

樹「胡散臭いけど信用して大丈夫だよ笑。
俺らが怪我したり風邪ひいたときはきょもの薬のんでるけど死んでないし。

それにしても呼ばせ方強引すぎね？笑」

慎「おーおー大集合ですねぇ。どうしたの？」

樹「聞き忘れたことあったからさ。お前は何やってたんだよAちゃんほっといて。」

慎「部屋の配置紙に書こうと思って北斗にもらいに行ってた。
ほら、俺の部屋に紙とペンなんてないじゃん？」

京「胸張って言うことじゃないから笑。」

慎「これなくしたらまた俺に言ってね教えるから。
えー、なんか他書かなきゃいけないことあるかな、」

京「慎太郎教えた？この部屋の家具も服もあるもの全部Aちゃんの親が選んでここに送ってくれたものだって。」

「2人が、？」

樹「聞いてなかったぽいね。いきなり大量の荷物が届いたからびっくりしたよな笑。」

慎「いつだっけ届いたの、まじで突然だったじゃん笑。
それにしてもこうやって見ると本当にAちゃんは愛されてたんだね。」

慎太郎の言葉と樹に頭を撫でられたことで今までギリギリを保っていた涙腺は決壊してなかなか止まってくれそうにない。涙の調節機能がどうやらおかしくなってしまったみたいだ。

いきなり泣き始めた私に3人はそりゃこんなの泣くよな、なんて言いながら抱き寄せて慰めるように頭を撫でてくれた。