* ページ14
2人で固まって見つめ合う。
矢「ごめん、いま俺なんて?」
『私みたいな子が彼女だっ、「わかった!!!」はい。』
言われたことを口に出して、意味をようやく理解できて一気に顔が熱くなる。
冗談なのかなとも思ったけど、矢花くんがこんな悪趣味な冗談を言うはずないし、
髪の隙間から見える耳が赤くなっているから本当にそう思っているんじゃないかって思ってしまう。
矢「マジでごめん、ほんと、すごいキモいこといったわ俺。」
『いや、キモいとかそんな、』
また目があって、気まずいから恥ずかしいやらで慌てて目をそらした。
矢「そっ、そうだ!あのー、ちょっと嶺亜さんに呼ばれてたんだわ、そうだそうだ。」
『あぁ!それは全然行ってください!私ももうそろそろ、トイレ空いたかなー?』
わざとらしいぐらい慌てて落ち着かないまま部屋を出ようとする矢花くん。
それを指摘する余裕もないぐらい私もパニクって意味もなく教科書をまとめたりしていると
部屋を出ていこうと立ち上がった矢花くんが微動だにしていないことに気がつく。
矢花くんを見上げて、視線を辿っていくとドアの隙間からとっっても悪い顔でこちらを見ている嶺亜くんがいた。
340人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆星-hikari-☆(プロフ) - コメント失礼致しますm(*_ _)mすごく面白いです!続き楽しみにしてます🥰嶺亜担なので、嶺亜くん沢山出てくれたらなって思ったりします🤭 (2021年10月12日 23時) (レス) @page7 id: f5931dbfd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みん | 作成日時:2021年10月1日 20時