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樹から合図が出てすぐ、私たち2人は会場の奥で座っている依頼人に近づいた。
『久しぶり。お元気だった？』
“来てくれてたのね。
それが、ちょっといま体調が良くなくて、”
『あら、大変だわ。
顔色も良くないし、休んだ方がいいんじゃない？
別室でゆっくりお話ししましょうか。付き合うわ。』
じゃあそうしようかしら、と立ち上がったところで依頼人が倒れる。
というシナリオ通り、意識を失ったフリをした彼女をジェシーが抱き止めて北斗に渡す。
集まってきた野次馬をかき分けて彼女の婚約者と両親が近づいてきた。
北「顔色が良くない、貧血でしょう。
休ませるためにお部屋にお連れしても？」
“あぁ、そうした方がいい。僕もついて行こう。”
ジ「いえ、今回のパーティーの主役が2人とも抜けてしまうのは良くありません。
私は医師ですし、私のパートナーは貴方の婚約者と知り合いですので私たちが付き添いましょう。」
“…わかりました。よろしくお願いします。”
婚約者は納得いってないようだったが何とか、彼女を連れて第一関門である大ホールを抜け出すことができた。
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あみ - はじめまして！コメント失礼します！とてもおもしろくて続きが気になります！お忙しいとは思いますが更新待っています🥺💓 (2022年3月28日 23時) (
レス) id: 151b19784b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーみ | 作成日時：2021年4月4日 23時
