* ページ7
あの後、お母さんの気合の入った夕食を食べながら、彼らについて話を聞いた。
6人はアイドルとかではなくて大学のバンドサークルの合宿としてうちに来たらしい。
母「龍斗くんの紹介で来てくれたんですって。」
お母さんのいう作間龍斗は私の従兄弟で、大学に行ってからはあまり会えてないけどお兄ちゃんみたいな存在だ。
というか、なんで龍斗が知ってるのに私は何も民宿のことしらなかったの?お父さんはちゃんと知ってたみたいだし。
でも、お母さんが息子がいたらこんな感じなのね〜って嬉しそうだしどうでもいっか。
克「本当にお母さんの料理おいしいです!」
母「克樹くんは美味しそうに食べてくれるわね。頑張って作った甲斐があるわ。」
口いっぱいに食べ物を詰めて美味しそうに食べる克樹くんにこっちまで笑顔になる。
お母さん嬉しいだろうな、とほっこりしていたら視界の隅を茶色いものが通り過ぎていった。
大「もーっらい!」
『あっ、私のカツ!』
最後に食べようと取っておいた豚カツの端っこが大光くんの口の中に吸い込まれていく。
『最後に食べようと思ってたのに!』
大「うまー笑。」
嶺「ありえねー笑。年下の女の子の食べ物とんなよ笑。」
今「しかも初対面な笑。」
矢「俺のやつあげようか?食べたかったでしょ。」
『矢花くんからはもらえないです!大光が悪いので。』
大「呼び捨てにすんなよ!笑
俺先輩な?」
『精神年齢が同級生と同じだから、大光くんなんて呼びませーん。』
琳「大光言われてやんのー笑。」
234人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひとみ(プロフ) - 面白いです^_^誰とくっつくのかドキドキですね。応援してます♪ (2021年1月17日 16時) (レス) id: 2a87ced4d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みん | 作成日時:2020年12月5日 23時