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ちょっと運動しなきゃやばいかなってぐらい色々なものを食べて、家に帰ってきた頃にはもう大分暗くなっていた。
ギュウギュウにお腹を締め付けていた帯を解いてやっと一息つく。
お風呂に入ってしまえば、本格的に眠たくなってきてまぶたが重い。
大「A〜?いる?」
『いるよ〜。どうしたの?』
大「いやちょっと、って大分眠そうだな笑。」
『いっぱい歩き回ったから疲れちゃって。』
ベッドに寝転んで携帯を見ながらうとうとしていると大光が部屋に入ってきた。
大「これやるよ。」
そう言って出したのは綺麗な金魚の飴細工。
背中に隠してたから持っていたことに気がつかなかった。
『えっ、すごい綺麗!本当にくれるの?』
大「まぁ?今日の最初の方に一緒に歩いてやれなかったからさ?」
『どの立場で言ってるのそれ笑。でも、ありがとう。』
大「おう。それじゃあ、おやすみ。」
おやすみ、と大光を見送ってもらった飴細工を瓶に挿して机に飾る。
綺麗だな、と眺めているうちに気がつけば眠ってしまった。
きっとこれから先、夏になったらみんなでお祭りに行った日のことを思い出すんだろうな、なんて考えながら。
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ひとみ(プロフ) - 面白いです^_^誰とくっつくのかドキドキですね。応援してます♪ (2021年1月17日 16時) (レス) id: 2a87ced4d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みん | 作成日時:2020年12月5日 23時