常初花の君

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母「今日はこの後もバンドの練習？」


琳「Aちゃんの案内で海行ってきます！」


母「あら、いつの間にそんなに仲良くなったの？」


ニヤニヤしてこっち見てるけど、そんなんじゃないからねお母さん。


『夕飯までにはちゃんと帰ってくるよ。』


母「あ、もし早めに帰ってくるってなったらお使い行ってきてくれない？」


『わかった。後でメモに買うもの書いてくれる？』


よっぽどお腹が空いていたのかあっという間に昼ごはんを食べ終え、汗をかいたからと何人かは着替えに行った。


矢「Aちゃん日焼け止め塗った？」


『あっ、忘れてた！ありがとうございます。塗ってこないと、』


矢「いま嶺亜くんが塗ってるの見て思い出しただけだから。」


確かに日焼けとか気にしそう、と納得した。ヘアセットとか私より断然上手そうだもんな。


私も練習しないと、と反省していると準備できた！という克樹くんの声が聞こえて急いで日焼け止めを探しに走った。

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