本当の ページ42
待って‥‥
松川さんの好きな人は
確か 今市社長‥‥
いや、岩田社長だと最初は思ってた。
どっちにしろこの二人以外なんて
考えもしなかった。
まさか松川さんの好きな人が
広臣だったなんて‥‥
わたしが驚きを隠せずにいると、
その姿を見た松川さんは
ハッとして、
松川「‥‥も、もしかして
知らなかったんですか‥‥？」
と、恐る恐るわたしに尋ねてくる。
「‥‥あ、‥‥えっと、はい‥‥
別の方だと思ってました」
そう言うと途端に顔を真っ赤にした松川さん。
わたしの前でいきなり頭を下げて、
松川「ご、ごめんなさい！！！」
と声をあげた。
松川「‥‥お二人の邪魔するつもりも、
自分の気持ちを社長に
伝えるつもりもありません。
だから‥‥気にしないでください、
忘れてください！」
「で、でも‥‥」
それでいいの？
松川さんは‥‥？
いつまでも頭を下げたままの松川さん。
「‥‥い、いつから広臣のこと？」
そう聞くと
やっと頭を上げた松川さんと目が合った。
真っ赤な顔に涙をためた大きな瞳。
かすかに口元が震えていて、
いつもの凛と構えた松川さんとは
かけ離れていた。
松川「‥‥ずっと、ずっと前からです。
Aさんと社長が付き合うずっと前。
社長が副社長に就任する前から。
‥‥わたし、会長の秘書もやっていたんで
そのときから面識があって。
歳も近いから
よくお話させてもらってて‥‥それで」
そんな前から‥‥？
じゃあ、
本当の邪魔者は
わたしじゃない‥‥
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1518人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぐりぐら(プロフ) - 三代目fanさん» 主人公ちゃんにエールありがとうございま〜す(*´∨`*) (2015年10月27日 21時) (
レス) id: c252a46c91 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりぐら(プロフ) - なな汰ﾑさん» お恥ずかしい！ミスに気付いてくださってありがとうございますxx「力不足」に書き直しました！頭悪いのバレバレですねｗご指摘ありがとうございました(*´∨`*) (2015年10月27日 21時) (レス) id: c252a46c91 (このIDを非表示/違反報告)
なな汰ﾑ(プロフ) - いつも楽しんで読んでます!!土下座のページで1つ気になる点があったんですけど「役不足」となってるところ「力不足」だと思います。「役不足」とはこの役では自分の力が有り余ってしまうという意味なので…クレーマーみたいになってすいません…更新頑張ってください!! (2015年10月27日 20時) (レス) id: 03cbb98810 (このIDを非表示/違反報告)
三代目fan(プロフ) - 主人公ちゃん松川なんかに絶対渡しちゃだめ！！自信持って！！臣が好きなのは主人公ちゃんなんだから！！負けるな！！ (2015年10月27日 20時) (レス) id: 18b0338ebf (このIDを非表示/違反報告)
ぐりぐら(プロフ) - いちご☆さん» ありがとうございます(*´∨`*)そうなんです！あと5人でブルースター作者の仲間入りなんですよ〜★自分でもびっくりです(*´∨`*) (2015年10月27日 19時) (レス) id: c252a46c91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぐりぐら
| 作成日時：2015年9月10日 21時
