お母さん ページ19
臣母「新しい秘書の方が入ったのねぇ。
いつも広臣がお世話になってます」
そう言って
わたしの前で深く頭を下げる
広臣のお母さん。
わたしは広臣のお母さんを前に焦って
「あ、あ、頭を上げてください！」
なんて動揺していると、
それを見ていた広臣と松川さんが
クスクス笑う。
「あ、あの‥‥わたし、
A Aといいます！
よろしくお願いしますっ！！！」
と元気よく頭を下げると
「可愛らしいお嬢さんね」と
優しく微笑んでくれるお母さん。
笑った顔がどことなく広臣に似てる。
まさかこんな形で念願の
”お母さん”に会えるとは。
嬉しいけどいきなり過ぎて
頭がパニック〜〜！！！
臣母「そういえば結婚の話は進んでるの？」
そして突然、お母さんの口から
”結婚”の二文字が出てきて
驚きながらも嬉しい気持ちになる。
ちゃんとお父さん以外にも
結婚の話してくれてたんだ。
そっか‥‥良かった。
と思ったのもつかの間、
臣母「松川さんのウエディングドレス姿、
お母さん楽しみだわ〜」
と、さっき
わたしに向けてくれていた
優しい笑顔はすでに
松川さんに向けられている。
松川さんのウエディングドレス‥‥？
臣「母さん、違うって。
俺が結婚するのは松川じゃなくて
‥‥こっち」
そう言ってわたしを指差す広臣。
お母さんは目を丸くさせたまま
またわたしの方をジッと見つめて、
臣母「あらやだ、そうなの？
お母さん、勘違いしてたわ。
秘書の方だって聞いてたから
てっきり松川さんだとばっかり‥‥
ごめんなさいね」
と申し訳なさそうな顔をした。
「あ、いえ。全然大丈夫です」
気にしないでください、というわたしに
お母さんは納得したような顔をして、
臣母「‥‥だからお父さん、渋ってるのねぇ」
と呟いた。
「‥‥え？」
臣「母さんっ！」
急に大声をあげた広臣に
お母さんは”やっちゃった”って顔をして、
臣母「あ、違うのよ？
Aさんが悪いとか
そういうことではなくてね。
ほら、松川さんの方が付き合いも長いし
よく知ってるから。そういうことよ？」
とすさかずフォローしてくれる。
でも時すでに遅し、
わたしには衝撃的過ぎて
すでに頭の中は真っ白になっていた。
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ぐりぐら(プロフ) - 三代目fanさん» 主人公ちゃんにエールありがとうございま〜す(*´∨`*) (2015年10月27日 21時) (
レス) id: c252a46c91 (このIDを非表示/違反報告)
ぐりぐら(プロフ) - なな汰ﾑさん» お恥ずかしい！ミスに気付いてくださってありがとうございますxx「力不足」に書き直しました！頭悪いのバレバレですねｗご指摘ありがとうございました(*´∨`*) (2015年10月27日 21時) (レス) id: c252a46c91 (このIDを非表示/違反報告)
なな汰ﾑ(プロフ) - いつも楽しんで読んでます!!土下座のページで1つ気になる点があったんですけど「役不足」となってるところ「力不足」だと思います。「役不足」とはこの役では自分の力が有り余ってしまうという意味なので…クレーマーみたいになってすいません…更新頑張ってください!! (2015年10月27日 20時) (レス) id: 03cbb98810 (このIDを非表示/違反報告)
三代目fan(プロフ) - 主人公ちゃん松川なんかに絶対渡しちゃだめ！！自信持って！！臣が好きなのは主人公ちゃんなんだから！！負けるな！！ (2015年10月27日 20時) (レス) id: 18b0338ebf (このIDを非表示/違反報告)
ぐりぐら(プロフ) - いちご☆さん» ありがとうございます(*´∨`*)そうなんです！あと5人でブルースター作者の仲間入りなんですよ〜★自分でもびっくりです(*´∨`*) (2015年10月27日 19時) (レス) id: c252a46c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐりぐら
| 作成日時：2015年9月10日 21時
