Sweet butterfly〜Donghae〜

紳士なオッパ ページ6

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ﾄﾞﾝﾍオッパのタコス屋さんは
芸能人がやってるいわゆるアイドルカフェなんかとは違ってて、
普通に会社帰りのOLさんや会社員が気軽に立ち寄れるおしゃれなお店。


もともとあったチェーン店だし味も言うことなし。

今日だって、たくさんの人で溢れかえっている。


そこに、にわかに湧いてきた芸能人集団に、周りもざわついてるけど…
それでもサインや握手を求めてこないのは助かる。



あたしとﾋｮｸオッパ、ﾄﾞﾝﾍオッパカップルに、
ｼｳｫﾆオッパのお見合い相手が見たいっていうｶﾝｲﾝオッパまで。

ｶﾝｲﾝオッパは口がとにかく滑りやすいから心配なんだけど……



「おー、ｼｳｫﾅ、こっちこっち！」

「やあ、ｶﾝｲﾝヒョンも来てたの？」


ｼｳｫﾆオッパが、また今日もど派手な彼女を伴って現れた。
そしてその後ろを付かず離れずの微妙な距離を保ったボディーガード。

どんだけすごい家柄なんだろう？


「来るに決まってるじゃないか！ｼｳｫﾅが手玉に…」


やば！いきなり出た！


「わーーー！ｶﾝｲﾝオッパ！！これ食べて！美味しいよ！！」


あたしはすかさずｶﾝｲﾝオッパの口にフライドポテトを詰め込んだ。


「うっ！なんだよハニ！！」

「そんなことより(汗)早く紹介してよ」


ｼｳｫﾆオッパから紹介されて。
みんな口々に挨拶して行くけど、彼女はただ小さく頷くだけ。


「話には聞いてたけど本当に綺麗ね。モデルとか、やったことは？」

「別に興味ないんで…」

「あら、残念ね」

「もう、ユリヌナはすぐそうやって…職業病？」

「あは、そうかもね」


そのあとは彼女が退屈そうにしてる横で勝手に盛り上がっているメンバー。


見慣れてるはずの光景だけど…最近はとても辛い。

普段は子供みたいに落ち着かないﾄﾞﾝﾍオッパ。
だけど、ユリオンニと一緒にいるﾄﾞﾝﾍオッパはとっても紳士で…

椅子を引いてあげたり食べ物を取ってあげたり
とにかく甲斐甲斐しくて、ユリオンニに優しい。

あたしになんて、そんなことしてくれたことないのに。



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