募る想い ページ22
*
「何に対してのごめんなさいなんだ？」
「え、っと…あの、新曲…」
「どうせ、ﾋﾁｮﾘヒョンが押し切ったんだろ？」
「え…」
「わかってるって。ﾋﾁｮﾘヒョンは強引だからな」
確かにそうだけど、それを望んだのはあたしで…
申し訳なさでいっぱいになった。
「でも、絶対次はないからな！？」
メッって睨むオッパ。
アラサーのくせに、なんでそんなにかわいいの(泣)
「う、うん……でもヒョン……」
「ん？」
「い、痛い……」
痛いよ。心が……
こんなにも、胸がチクチクして切なくて。
挟まれたホッペから、オッパの優しさが伝わって。
今にも気持ちが溢れそうなの。
オッパが好きなの。大好きなの。
言葉にしちゃいけないって思えば思うほど、想いが募って行く。
オッパはそんなあたしの心の中なんかつゆ知らず。
面白がって挟んでる手に力を込めるから口がぎゅーって押し潰されて変顔確定！
キラキラな瞳でまるでいたずらっ子！
もう！なんでこんな子供みたいな人好きなのかわかんない(泣)
ホッペがジンジンするけど。
今日はもう、顔洗わない←
「痛いってば(泣)」
「ふん。俺だって結構ショックだったんだからな」
「だからごめんなさいって……」
「じゃあ、俺のいうこと聞けよ？」
「え？あ、ちょっと！」
オッパがあたしの手を引いて、店に戻った。
すでに話を聞きつけたオッパのペンがたくさん集まってて。
「ハニ、これ！」
「え？」
スーツのジャケットをバサッとカッコ良く脱いだオッパが
それをあたしに投げてよこした。
「え？え？」
「そこ置いといて！お前も早く来い！レジやれ！」
そう言いながらシャツを腕まくりする。
ええーーーー！？
とにかく一連の動作が決まってて。
店にいるみんながオッパに釘付けだった。
仕方なく、オッパのジャケットを綺麗に畳んでレジに急いだ。
あれ？なんか、忘れてるような気もするけど……
ま、いっか。
………
しばらくの間、ミノがあたしと口を聞いてくれなかったのは言うまでもない。
ミノ、ミアネ(泣)
*
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さくらこ(プロフ) - まあさん» まあさん、初コメありがとうございます！絶妙だなんて(///△///） 自分ではもう、ない知恵振り絞ってる感じなんですが^^;2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね！ (2013年10月23日 17時) (
レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ごんごんさん» ごんごんさん、コメントありがとうございます！そうなんですよね。ぶつければいいと思うんだけど…なかなか、うまくいくか…って感じです。2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね！ (2013年10月23日 17時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。いつも絶妙な展開で楽しませて頂いてます(*^^*)これからのドンへの展開楽しみです(*^^*)さくらこさんのセンス大好きです!!! (2013年10月23日 0時) (レス) id: 9c0e6bd832 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - ドンへさん自分の気持ちに気づいたならその気持ちをぶつけちゃって… いつも楽しみにしています^_^ これからの展開がとても気になります>_< (2013年10月23日 0時) (レス) id: 3fe715c8fc (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミイさん» ミイちゃん、いつもコメントありがとう〜ドンへ、そろそろ気づかなきゃダメよね^^;ﾋﾁｮﾙも絡んで複雑…です^^; (2013年10月16日 23時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi＊ku
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年10月3日 4時
