ミノのおつかい ページ18
*
「なあ、ハニ。腹減った〜!
ドンヘヒョンの店でなんか食べるもん調達してこいよ」
「はあ?なんであたしが?」
「なんだよ。お前マンネなんだから当然だろ?」
「やだ!」
「なんでだよ?いつもだったら率先して行くじゃないか。
さてはお前、なんかやましいことでもあんの ?」
「な、ないよ!ミノ、なに言ってんの?」
「あーやーしーなー?てか、元々お前が練習しようなんて
急に言い出すからいけないんだろ?俺はクラブ行きたかったのに」
「だって…結局あたしとミノだけだし、二人でどっか行くなんて
記事にでもなったらどうすんのよ」
何で今、あたしとミノがレッスン室にいるかっていうと…
他のメンバーがいないから。なんだけど…
クラブだって、ドンヘオッパからあんまり行くなって言われたし…
「あー、もう。めんどくさいな。とにかくお前が行って来いよ!」
「わ、わかったわよ…」
えっと…今日はサイン会だったよね?まだ続いてるかな。
続いてますように…
店にいませんように……
祈るようにオッパの店に向かった。
*
ガラス張りの外から店内を覗いてみる。
うん、いない。
レジの中にはドンファオッパ1人。厨房に2人。よし!
「こんばんは…」
「おお、ハニ。ドンヘなら…」
「あぁ〜!いいのいいの!
タコス買いに来ただけだから急いで今すぐ準備出来るもの適当にお願い!」
「ええ?どうしたの?ドンヘと喧嘩でもしてるの?」
「ち、違うよ!とにかくミノがお腹空かせてて急いで行って来いって言うから!」
立ってるだけでも落ち着かなくてその場駆け足するくらいの勢いで
出来上がった包みを受け取って店を飛び出した。
振り返って胸を撫で下ろす。
良かった。オッパまだみたい。
ホッとして、ゆっくり歩いてたのが悪かった。
「おい!ハニ!!お前!!」
いきなり後ろから大声で名前を呼ばれて飛び上がった。
その声の方向。
そろりと振り向いたら…
「ヒ、ヒョン…」
とにかくかっこいいスーツに身を包んだドンヘオッパが。
店の正面入り口に仁王立ちしてた…
ひぃいいいい(泣)
なんかいろいろ、ひぃいいいいいい(泣)
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さくらこ(プロフ) - まあさん» まあさん、初コメありがとうございます!絶妙だなんて(///△///) 自分ではもう、ない知恵振り絞ってる感じなんですが^^;2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね! (2013年10月23日 17時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ごんごんさん» ごんごんさん、コメントありがとうございます!そうなんですよね。ぶつければいいと思うんだけど…なかなか、うまくいくか…って感じです。2章に移行しましたので、引き続きおつきあいくださいね! (2013年10月23日 17時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。いつも絶妙な展開で楽しませて頂いてます(*^^*)これからのドンへの展開楽しみです(*^^*)さくらこさんのセンス大好きです!!! (2013年10月23日 0時) (レス) id: 9c0e6bd832 (このIDを非表示/違反報告)
ごんごん(プロフ) - ドンへさん自分の気持ちに気づいたならその気持ちをぶつけちゃって… いつも楽しみにしています^_^ これからの展開がとても気になります>_< (2013年10月23日 0時) (レス) id: 3fe715c8fc (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミイさん» ミイちゃん、いつもコメントありがとう〜ドンへ、そろそろ気づかなきゃダメよね^^;ヒチョルも絡んで複雑…です^^; (2013年10月16日 23時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi*ku | 作者ホームページ:http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時:2013年10月3日 4時