04 side・A ページ44
「ねえ、赤葦」
「・・・・・・なんですか」
「ちゅーしようよ」
「断ります」
「即答!?」
俺の腕に絡まされた彼女のそれを、ゆっくりと振りほどいた。
心拍数が上がってるのは、きっと、気のせい。
「馬鹿なこと言ってないで、さっさと支度を・・・・皆さん、探されていらっしゃいますよ」
そう告げると。
彼女が、唇を尖らせた。
「・・・・・・赤葦は、あたしが、他の男のものになっても何とも思わないわけ?」
投げられた問いに、呼吸が止まる。
やっとのことで出た声は、少し震えていて。
「・・・・・・思いま、せんよ」
「嘘つけ、馬鹿赤葦」
次の瞬間、軽いリップ音がして。
俺と彼女の、唇が重なった。
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sukai(プロフ) - 鎖奈さん» 了解しました。 (2015年2月6日 22時) (携帯から) (レス) id: 4118f4027b (このIDを非表示/違反報告)
鎖奈 - sukaiさん» そうおっしゃっていただけて、とても嬉しいです。ピンク要素の少ない、暗くて重いだけのオメガバースに需要があると思ってなかったので・・・。新しい短編集でもよろしくお願いします。 (2015年2月6日 22時) (レス) id: a4e6000211 (このIDを非表示/違反報告)
sukai(プロフ) - この作品とても好きです(≧∇≦)更新楽しみにしてますo(^-^)o (2015年2月6日 19時) (携帯から) (レス) id: 4118f4027b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鎖奈 | 作成日時:2014年11月22日 20時