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私の呪いの言葉から始まったこの関係は、一つ季節をまたいだ現在も変わらず続いていて。




交わらないその想いに、胸が痛むといったら嘘になる。









私も一度ちらと聞いただけだけど、どうやら彼にはαの可愛い可愛い許嫁さんがいるらしい。







「その人とは、こーゆーこと、しないの」



「相性悪いんですよ、つーかへたくそ」





甘ったるそうな塩キャラメルが、彼の口内で彼の吐息を甘く染めていく。



目すらもあわせてもらえないのは、いつものことだ。









「別に先輩とか、その他大勢とかでこーゆーことはしたらいいんで」





“その他大勢”



そのフレーズに、唇がふるりと震えた。









ねえ、“その他大勢”のなかで、一体私は何番目なの?



そんなことを考えながら好きな男に抱かれる私は、どうしようもなく馬鹿で、可哀想な女だね。

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sukai(プロフ) - 鎖奈さん» 了解しました。 (2015年2月6日 22時) (携帯から) (レス) id: 4118f4027b (このIDを非表示/違反報告)
鎖奈 - sukaiさん» そうおっしゃっていただけて、とても嬉しいです。ピンク要素の少ない、暗くて重いだけのオメガバースに需要があると思ってなかったので・・・。新しい短編集でもよろしくお願いします。 (2015年2月6日 22時) (レス) id: a4e6000211 (このIDを非表示/違反報告)
sukai(プロフ) - この作品とても好きです(≧∇≦)更新楽しみにしてますo(^-^)o (2015年2月6日 19時) (携帯から) (レス) id: 4118f4027b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鎖奈 | 作成日時:2014年11月22日 20時

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