本当のこと ページ4
*
オッパ、近い…！
「危険に晒された男女が陥る錯覚ってやつ」
「え？」
「吊り橋を渡る時のドキドキを、相手にときめいてるって勘違いするってやつだよ。
吊り橋効果？っていうんだってさ」
「そ、そんなんじゃないもん！！」
思わず、そう叫んで顔を上げたら。
ニヤニヤするオッパと、呆れて天井を見上げてるマネオンニ。
しまった。ハメられた……
「ああぁあああ〜〜！！」
その時。
ドアが勢い良く開いて、入ってきたﾄﾞﾝﾍオッパが叫んだ。
「ヒョン！！なにしてんの！！離れて！！」
「ﾄﾞﾝﾍオッパ…」
「チッ…早かったな」
光の速さで(あたしの個人的観測によると)飛んできたﾄﾞﾝﾍオッパが
あたしからﾋﾁｮﾙオッパを引き剥がしてあたしを抱きしめた。
「もう！ﾋﾁｮﾙヒョンは当分Aに接近禁止！！」
「お前ら……」
もうすっかり暴露しちゃったも同じ。
オッパって呼んでるあたしと、Aってあたしを呼ぶﾄﾞﾝﾍオッパ。
「あんたたち…いつの間にこういうことに…
まあ、いつかこうなるんじゃないかと思ってたけどね」
「オンニ…？」
「反対はしないわ。
でも、二人とも、自分がアイドルなんだってこと忘れないでね。
そういうのは、二人だけの時にしなさいよ」
「ヌナ、俺。ハニのこと、いや、Aのこと、真剣だから。
絶対泣かせたりしません。信じてください」
そう言うと、オンニに頭を下げたオッパ。
「…わかった。もし泣かせたら、許さないからね」
「はい！」
「オンニありがとう…」
また、涙腺が崩壊する。
それに気づいたﾄﾞﾝﾍオッパが、横に腰掛けて。
優しく頭を撫でて涙を拭ってくれる。
「あーあ。なんかアホらし」
「む。てかヒョン！ちゃんとAに説明したの？」
「え、んぁああ……謝ったよっ」
「そうじゃなくて！！本当の事だよ！！」
え？本当のこと？
「どういうこと？」
「え、いや、あ……っと」
「A、ヒョンがさ、夕べお前にしたこと。
ヒョンはヒョンなりに、俺たちのことわかってたらしくて。
モタモタしてる俺を焚きつけるためっていうか…」
「え…？」
「だからさ。元はと言えば、俺がグダグダしてたのが悪いんだ。
ヒョンのこと、許してあげてくれる？」
そうだったんだ…
「ﾋﾁｮﾙオッパ、反省してる？」
「お、おう」
「じゃあ許してあげる」
「そ、そうか？」
だって、ﾋﾁｮﾙオッパのおかげでﾄﾞﾝﾍオッパと両想いになれたんだもんね。
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さくらこ(プロフ) - LaLaさん» LaLaさん、気にしないでください〜^_^急な事でしたし、知らなかった、という方けっこういらっしゃいましたから。お気遣い頂いて嬉しかったです。またコメントお待ちしています^ ^ (2014年1月10日 16時) (
レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - ｼﾞｮﾝｽｵｯﾊﾟに身内の不幸があったことに気づかず前回は大変無礼なコメントをしてしまい申し訳ありませんでした。 (2014年1月8日 20時) (携帯から) (レス) id: 1c41261f79 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - とぅぎ子さん» とぅぎ子さん、コメントありがとうございます。お名前からすると、トゥギペンさんでしょうか。彼の気持ちを思うととても辛いですよね。真実は歪められたり誇張されたり。目にする事が全てではないはずです。私達はただ、トゥギが心静かにお別れできればと、願うしか… (2014年1月8日 19時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - LaLaさん» LaLaさん、ありがとうございます。一応、水面下で他のお話を書いてたりもしてますが、今はハッピーなドンへとハニを書くには少し時間がかかりそうですm(_ _)m (2014年1月8日 19時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
とぅぎ子(プロフ) - 私はTwitterをしてるんですが、何が真実で何を信じればいいのか分からず、何だか疲れてしまいました…。一番つらいのはトゥギ達なのに…。さくらこさんの復活、心待ちにしています^^ 私も気持ち切り替えて頑張ります!! (2014年1月8日 1時) (携帯から) (レス) id: 94d7744cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年12月4日 3時
