男にとって〜DH〜 ページ26
*
「あ、待ってオンニー！」
「………」
俺の方をチラッと伺って。
Aがマネヌナの後を追いかけたのを目で追ってドキっとした。
短いスカートの裾。モコモコの白いファーの下から覗く生足が
あまりにも綺麗で。
ロングブーツを履いてるから、出てる部分は多くはないけど。
いや、もちろん今までだって短い丈の衣装なんて何度も見てきたさ。
けど。
サンタ衣装なんて反則だろ。
男に取ってコスプレは、究極の萌えアイテムなわけで
それは俺だって例外じゃなくて………
ﾋﾁｮﾙヒョンめ。
ﾋﾁｮﾙヒョンならAも俺も怒れないからって。
「はぁーー」
俺はソファーで頭を抱えて溜息を吐いた。
「あ、あの。オッパ？」
「うわっ」
目の前にはいつの間に戻ってきてたのかAが立ってた。
「ビ、ビックリさせんなよ」
「え？あ、ごめん。あの、そろそろ…」
「あ、ああ、そうだな。てか、お前私服は？」
「それが…オンニに聞きに行ったら忘れてきちゃったって…」
嘘だろそれ。
あいつら、ホント面白がってる。しかもヌナまで…
「仕方ない、ほら」
俺は着て来たコートをAに羽織らせた。
「え？でも、それじゃオッパが寒いでしょ？」
「大丈夫。それよりその。そっちの方が…」
チラッと足元に目をやって。
「あ、う、うん……」
俺の視線に気づいたAが、
恥ずかしそうにコートの前を合わせて足を隠す。
「ほら、袖通して」
「うん…」
モゾモゾ動いて。
ちょっと、いやかなり大きめのコートの袖からちょこっとだけ指を出した。
「あは。オッパ、思ったより手、長いんだ。ホラ、ちょっとしか出ない」
ちょ……それ、ヤバイから！
「あ、当たり前だろ？ホラ、行くぞ？」
「あ、」
ちょこっとだけ出た指をギュッと握って。
ああ、お前は俺をどうしたいんだよ………
こんなのただの拷問だろ(泣)
「オッパ、今日はありがとう」
「え？」
「こんなサプライズ、生まれて初めてで…ホントに嬉しい」
「うん、俺もお前と共演出来て嬉しいよ」
「ホント？」
「ああ」
「ふふ」
コートの袖から覗く指をプラプラ振って
時折袖をギュッと握って口元に持っていく。
その仕草。
ヤバいんだって。
「あ、そうだ。腹減ってない？どっかで飯…」
そう言ってから、気がついた。
この格好じゃどこ行っても目立ってしょうがない。
「無理か…どうしよ」
「えっと…うち。来る？」
「え？」
どうしろってんだよ…
*
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さくらこ(プロフ) - LaLaさん» LaLaさん、気にしないでください〜^_^急な事でしたし、知らなかった、という方けっこういらっしゃいましたから。お気遣い頂いて嬉しかったです。またコメントお待ちしています^ ^ (2014年1月10日 16時) (
レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - ｼﾞｮﾝｽｵｯﾊﾟに身内の不幸があったことに気づかず前回は大変無礼なコメントをしてしまい申し訳ありませんでした。 (2014年1月8日 20時) (携帯から) (レス) id: 1c41261f79 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - とぅぎ子さん» とぅぎ子さん、コメントありがとうございます。お名前からすると、トゥギペンさんでしょうか。彼の気持ちを思うととても辛いですよね。真実は歪められたり誇張されたり。目にする事が全てではないはずです。私達はただ、トゥギが心静かにお別れできればと、願うしか… (2014年1月8日 19時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - LaLaさん» LaLaさん、ありがとうございます。一応、水面下で他のお話を書いてたりもしてますが、今はハッピーなドンへとハニを書くには少し時間がかかりそうですm(_ _)m (2014年1月8日 19時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
とぅぎ子(プロフ) - 私はTwitterをしてるんですが、何が真実で何を信じればいいのか分からず、何だか疲れてしまいました…。一番つらいのはトゥギ達なのに…。さくらこさんの復活、心待ちにしています^^ 私も気持ち切り替えて頑張ります!! (2014年1月8日 1時) (携帯から) (レス) id: 94d7744cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年12月4日 3時
