言わないと… ページ1
*
「言わないと…」
「え…」
「言わないと、しちゃうから」
なんだかニヤニヤしたオッパがあたしを見下ろす。
し、しちゃうってなに！？
「え、な、何を(汗)」
「ん？んー。キス…？」
！！
うわーーーー！ダメ、ダメダメ！！
「ホ、ホント、ホントだから！」
「ん？ちゃんと言って？」
「ス、スキ…好きなの……！だから、」
そう言った瞬間。
オッパに掴まれてたあたしの肩が引っ張られて。
唇に、柔らかくて暖かい感触……？
オッパの顔が。
長いまつげが。
閉じた瞼が。
すごく近くて、やっとキスされてるんだって気づいた。
優しくて、柔らかくて。
最初は押し当てられてただけの唇が緩んで
あたしの唇をまるで食べるみたいに何度も重ね直す。
オッパのキス…
凄く甘くて優しくて幸せで……
少しずつ、戻っていく体温。
きっと、触れられてる唇から、素肌から。
ﾄﾞﾝﾍオッパの熱が伝わって
あたしの冷え切った身体を溶かして暖めてくれて…
「嘘つき…」
「ん？」
「言ったらしないって」
「そんなこと言った？」
「だって…」
「上書きしてんの」
「え…？」
「………ヒョンのキス…の、上書き」
ムッと唇を尖らせて。
もしかして、ヤキモチ？
「それって…」
「もういいから。黙って」
また、何も言えなくなった。
頬の上を柔らかく滑る手のひらがゆっくり降りて。
首筋にかかって、短い襟足に指を通すオッパのその動きに背中がゾクゾクして。
ごめんねオッパ。
長い髪が好きなのに。
キャラのせいもあって、伸ばせないの。
今度、オンニに交渉してみるから。なんて。
オッパのキスに溺れながら、頭の隅でそんな事を考えてたら
もう片方の手がそっと肩から下に降りて。
素肌を滑ったオッパの指が背中を撫でて、思わず上ずった声が出る。
「ん、ぁ……」
ダメだよオッパ。
キスだけでもう、キャパ超えてるんだから。
あたしはもう、オッパに身体を全部預けて
時折漏れる、リップ音が心地よくて…
夢中でオッパのキスに付いていく。
なんでこんなに、気持ちいいの？
ただ、唇を合わせてるだけなのに。
オッパがあたしを好きだって言ってくれて、それだけだって夢みたいなのに。
こんなふうにあたしを溶かすみたいな優しくて甘いキスまでくれる。
もしかして、これもまだ夢を見てるのかな？
ねえ、オッパ。
いつからなの？
ずっとトンセンだったあたしを、いつ好きになったの？
聞きたいこと、いっぱいあるんだよ。
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さくらこ(プロフ) - LaLaさん» LaLaさん、気にしないでください〜^_^急な事でしたし、知らなかった、という方けっこういらっしゃいましたから。お気遣い頂いて嬉しかったです。またコメントお待ちしています^ ^ (2014年1月10日 16時) (
レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - ｼﾞｮﾝｽｵｯﾊﾟに身内の不幸があったことに気づかず前回は大変無礼なコメントをしてしまい申し訳ありませんでした。 (2014年1月8日 20時) (携帯から) (レス) id: 1c41261f79 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - とぅぎ子さん» とぅぎ子さん、コメントありがとうございます。お名前からすると、トゥギペンさんでしょうか。彼の気持ちを思うととても辛いですよね。真実は歪められたり誇張されたり。目にする事が全てではないはずです。私達はただ、トゥギが心静かにお別れできればと、願うしか… (2014年1月8日 19時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - LaLaさん» LaLaさん、ありがとうございます。一応、水面下で他のお話を書いてたりもしてますが、今はハッピーなドンへとハニを書くには少し時間がかかりそうですm(_ _)m (2014年1月8日 19時) (レス) id: fbd3e675d8 (このIDを非表示/違反報告)
とぅぎ子(プロフ) - 私はTwitterをしてるんですが、何が真実で何を信じればいいのか分からず、何だか疲れてしまいました…。一番つらいのはトゥギ達なのに…。さくらこさんの復活、心待ちにしています^^ 私も気持ち切り替えて頑張ります!! (2014年1月8日 1時) (携帯から) (レス) id: 94d7744cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年12月4日 3時
