まさかの恋煩い？〜DH〜 ページ5
*
その日は朝から宿舎が慌ただしかった。
夕べほとんど眠れなくて、やっと瞼が落ちたのは明け方近くなってからで。
バタバタと走り回る足音で、また現実の世界に引き戻された。
「うるさいなぁ…」
今日はオフだろ…
もうちょっと寝かせてくれよ…
10月のソウルは、冬の足音がすぐそこまで来ている。
俺はイヤホンを耳に突っ込むと、暖かい羽布団を被ってもう一度眠りに付いた。
*
「腹減った…」
しばらくして。
空腹で目が覚めて、重い身体を持ち上げてそっと部屋を出た。
「あ！ﾄﾞﾝﾍヒョン！」
「ﾘｮｳｶﾞ、何事？朝からなんか騒がしかったけど…」
「うん、今日は忙しい…ってあーーー！」
「な、なに」
「もー、ヒョン！またうつ伏せで寝てたでしょ！目が腫れてる！」
「え…？」
バタバタと冷蔵庫まで走って行ったﾘｮｳｸが、
ジェル状のアイマスクを手に戻ってきた。
「はい！これでしっかり冷やして！」
「あ、うん…」
俺はﾘｮｳｸからアイマスクを受け取ると
ああ、朝から忙しいのに世話が焼けるんだから、なんて
オンマみたいなことを言うﾘｮｳｸを目の端で追いながら
ソファーに体を投げ出してアイマスクをかけた。
「でさー。他のみんなはー？」
返事なし……
「ねーってばー！」
「えー？なんか言った？あ、ご飯？ちょっと待ってて？
サンドイッチでいい？」
「いいけど…だから他のみんなは？」
「ああ、えっとね。ｷｭﾋｮﾝとｿﾝﾐﾆﾋｮﾝは飲み物の調達。
それからｶﾝｲﾆﾋｮﾝとﾋﾁｮﾘヒョンはケーキとか色々。
あと、ﾋｮｸヒョンは収録だから後から合流するって！」
「へー、って。なに、なんかあるの？」
「へ！？なんかあるのって！ヒョン知らないの？」
ﾘｮｳｸは俺にサンドイッチを手渡しながら、信じられないって顔をした。
「え？なに？何があるの」
「今日ハニが退院するからここでお祝いするんだよ！
ﾋﾁｮﾘヒョンが原因だし、ミューバンも出れないでしょ？
今週は絶対1位だし、それも一緒に見ようって事になったんだって」
ミューバン、出られないのか…
あいつ、きっとガッカリしてるだろうな…
ﾘｮｳｸが作ったサンドイッチを一口かじってハニを思うと、
なんだかそれだけで胸がいっぱいになった。
「もう食べられない……」
「ええ！？ヒョン、どうかしたの？」
「え……？」
「いや、だって…まるで恋煩いしてる人みたいだよ？」
恋煩い…？
そうなのか？
まさか、この俺が！？
*
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さくらこ(プロフ) - yuさん» yuさん、コメント頂いてたのに気づかなくて今頃ごめんなさい(T ^ T)やっと思いを伝えあった二人ですが、まだまだ先は長いようで…気長にお付き合いくださいね！本当にごめんなさい。ありがとうございます！ (2013年12月23日 23時) (
レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
yu - やっと結ばれた〜(*/ω＼*)告白の感じも二人して可愛くて最高です！続きも楽しにしてます（*^_^*） (2013年12月4日 22時) (レス) id: 053314da0c (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ななすけさん» ななすけさん、コメントありがとうございます！ええ、ええ、やっと肌と肌が←エ ロいw素直になった二人のその後も見守ってあげてくださいね！ (2013年12月3日 20時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - yuさん» yuさん、またまたコメありがとうございます！大好きだなんて言っていただいて嬉しいやらお恥ずかしいやら(///△///） もうすぐ更新しますので楽しみにしてもらえたら嬉しいです！ (2013年12月3日 20時) (レス) id: a388da78b1 (このIDを非表示/違反報告)
ななすけ(プロフ) - あぁ、肌と肌がーっ！！この温かさに誘われて、素直になれますように。 (2013年12月2日 22時) (レス) id: db7694f338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2013年10月23日 16時
