検索窓
今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:16,622 hit

7. ページ8

淡い空色のカーテンを閉めて、お星様みたいな色の間接照明をつける。


ひとりで生姜焼きを食べて、

貴くんの分にはラップをかける。


レモンの香りのアロマを炊き、

テレビをつけると、

画面越しの貴くん。


ニコニコとした顔、

ちょっぴりとぼけた顔、

ドヤ顔、

くるくると表情を変える貴くんは、本当にお仕事が楽しそうで、

そんな貴くんを見るのが私は大好きだった。


そろそろ、本格的に次のツアーがはじまる。

ここのところもずっと、忙しい日々が続いてる。

昨日はたまたま早く帰れたけれど、ご飯を食べてからずっと資料とにらめっこして、しきりにスマホで誰かとやりとりしていた。

お仕事が好きな貴くんを、私はずっと応援したい。

どうか、ツアーが怪我なく、

最後まで終われますようにって、

貴くんのにおいがするタオルに、

夜中ひとりで顔を埋める。

朝のキスを思い出しながら、

きゅぅんとなる胸を抑えて、

おっきなベッドの隅っこで明かりを落とす。

8.ひとりきりで過ごす夜→←6.夜ご飯



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

凪紗。 - さなさん» 身に余る言葉をありがとうございます。励みになります。これからもどうぞご覧頂けると嬉しいです。 (2019年6月17日 0時) (レス) id: ce83842b8b (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 最高な作品です!この作品は、もっと評価されるべきだと思うくらい、最高です!!!これからの更新、楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年6月16日 21時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凪紗。 | 作成日時:2019年6月13日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。