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まるで水彩絵の具が滲むように
ユリさんの言葉が胸にしみてゆく。
私は今まで、『NEWSのまっすー』から逃げてきたのかもしれない。
貴くんが私を瞳に映さなくなった時、
そこから踏み込むことをやめた。
わかろうとすることを諦めていた。
それは貴くんのためなんかじゃなく、
自分が傷つくのが怖かったから。
｢シゲくんがNEWSでいるために犠牲にしているものも、ひとりの男性として生きるために犠牲にしているものも、きっと私が思う以上にたくさんある。
けれど、それを私に言ったことは一度もないの。あの夏に、私がシゲくんを責めた日をのぞいて。増田くんもきっと、そうでしょう？
NEWSのシゲくんは、奇跡を信じてる。
私といる時のシゲくんが共有できる、信じられるものを、大切にしたいなって思うの｣
貴くんに会ったら、ちゃんと謝りたい。
そして言葉にしたい。
時間はかかるかもしれないけれど……
貴くんが犠牲にしているものが
少しでも報われるように……
あなたのことをそんなふうに愛したいと思っていることを。
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凪紗。 - さなさん» 身に余る言葉をありがとうございます。励みになります。これからもどうぞご覧頂けると嬉しいです。 (2019年6月17日 0時) (
レス) id: ce83842b8b (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 最高な作品です！この作品は、もっと評価されるべきだと思うくらい、最高です！！！これからの更新、楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年6月16日 21時) (レス) id: d6e98db13a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪紗。 | 作成日時：2019年6月13日 12時
