俺、面倒くさいから恋愛はしません 2

バレた ページ24

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「Aちゃん時間かかってるな、やっぱり俺が行った方が良かったのかな」


「………どっちにしてもお前はヘアセットがあっただろ」




ナムジュンが隣でソワソワしていた。






…って、俺も心配でメイクオフもせずに突っ立ってんだけど。









「撮影お〜わり！…あれ、ヒョン達どうしたんですか？」





個人撮影を終えてスキップをするように帰ってきたジミナが撮影前から落ち着かないナムジュナと俺を不思議そうに見つめる。








「いや、ナムジュナの衣装を探しに行ってくれたAちゃんが帰ってこない」



「Aちゃん…ってあのストール探してた子？」



「ああ」






「最悪アクセサリーは無しでも撮影出来ると思うけどAちゃんが心配ですね、僕探してきましょうか？」


「俺も、」









メンバーの目線を盗んで携帯を取り出し、Aちゃんの番号へ電話をかけた。









ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ









机に置かれたままのAちゃんの携帯を見て溜息をつく。









「ヒョン、誰に電話かけてるんですか？」


「わ」







後ろから顔を覗かせたのはジョングガだった。






「ちょ、」


「A…………ちゃん？って今居なくなった…………ヒョンが番号を交換したんですか？女性と？」


「今はそれどころじゃないだろ」




「それどころじゃないって…………


まあそうですね、後で詳しく聞かせてもらいますからね」




鋭く睨むジョングガにさらに溜息をつく。









「ありました！！！！！！！」









息を荒くしてスタジオに戻ってきたAちゃんの手には確かにナムジュナのストールがあった。







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