俺、恋愛は面倒臭いからしません (ページ27)

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○返信戦争ページ27

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『BTSのユンギと連絡先交換したんだ！』

なんて言えるはずもなく。

1人、仕事の休憩中に携帯を見て、悶々。

ユンギこんにちは。ユンギです。昨日はありがとう。

どうしたら良い訳よ……………

「こんにちは！」元気すぎる。

「ユンギさん、メールありがとうございます」なんだか待ってた人みたいだし、生意気。

「これからよろしくお願いします。」付き合ってるんじゃあるまいし、あり得ない。

「A！」

何度もメールを打っては消してを繰り返して、頭を抱えてたら後ろから声を掛けられる。

「ああ、ジェヒョナ」

同僚のジェヒョナだ。

「そんな険しい顔して携帯見てどうしたの」

ユンギさんへの返信に手こずってるなんて口が裂けても言えるはずがない。

「あ、いや、なんでもない！」

「……テギョンさん？」

伏し目がちに呟いて、目だけこちらに向けたジェヒョナ。

「…あー、それがね、テギョナとは………別れた」

『………-えっ！？！？』

会社中に響き渡ったんじゃない？今の声。

そりゃそうだ。

この会社で働き出して5年、ジェヒョナには付き合った頃から相談に乗って貰って言わば一緒に成長して来たようなものだから。

「え、ちょ、ちょっとまって、よく分かんない、え、別れたって距離的な分かれたじゃなくて？」

「違う。俗に言う、別れた。」

何があったかを話すと、ジェヒョナは口をあんぐり開けたまま眉間にシワを寄せた。

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