俺、恋愛は面倒臭いからしません (ページ22)

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自己紹介ページ22

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わざわざ人混みから離れて、マスク外して無駄に溜めて言ったけどこれAちゃん知らなかったらどうすんの？え、引かれない？

芸能人ぶってんじゃねえよ、って思われない？

あ、イヤ、芸能人なんだけど。

って俺本当にAちゃんの前だとらしくねえ、なんでだ？

「あ、知らなかったら、ごめん。俺、防弾少年団ってグループでアイドルやってて『知ってます！』

……ん？

「勿論存じ上げております！ええ、嘘でしょ、尚更馴れ馴れしくしてごめんなさい、え、そんな、現実でこんな事あるんですね」

フフッと笑ったこの子は、やっぱり可愛い。

「あ………そう」

おい俺しっかりしろよ………知ってるって言われて反応がコレ？

心の中では芸能人のミンユンギじゃなくて一般人のミンユンギとして会いたかったな、なんて

「だからいつもマスクしてたんですね、息苦しくないのかなあ、って思ってたんです！わあ、凄い、芸能人……あ、ごめんなさいお忙しいのに！こんな立ち話してる時間無いですよね、それじゃ、」

咄嗟に腕を掴む

「や、あの」

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『名前と連絡先！これ、絶対事項！』

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ホソガの声がフラッシュバックする

「………先…」

「え？」

「連絡先………教えて」

愛想ねー、愛想ねー、俺

何がシュガシュガシュガーだよって？ソルトに改名すべきじゃん？

「あっ、………でも、大丈夫なんですか」

「何が」

「いや…芸能人、って…そういうの厳しいんじゃ」

芸能人、芸能人

うるせー

今の俺はただのミンユンギだっつーの

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