俺、恋愛は面倒臭いからしません (ページ19)

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○裏切りページ19

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「A、どうしたの、ケーキ屋は？」

え？

「A………違くて、あの、テギョンくんが、その、暇だからおいでって」

え？

「や………そう、A居ないなら、呼んでもいいかなって、」

どうして？

「ただご飯だけ食べようかって、ね？」

「そ、そう！スヨンちゃん最近彼氏と別れたって言うし、寂しいって言ってたから」

「ちょっと、テギョンくん、それじゃ誤解が」

「………誤解？」

「じゃあ何よ、コレ」

サイドテーブルに置いてあった、

ゴム。

「私達はコレ使ってない。」

馬鹿みたい。一緒のブランドにすれば良かったものを、わざわざ

「あっ、ちが、それはスヨンちゃんが持ってきたやつで」

「ちょっと、テギョンくん！」

か弱そうな細い腕で、テギョンの腕を叩く。

随分、仲が良いのね？

「出て行って」

「ちょ、ちょっと待って、A、これは違くて」

「良いから出て行ってよ！」

テギョンの浮気が分かった途端、誕生日プレゼントをくれなくなった事、バレンタインのお返しが会社の同僚の子と同じになった事、家を契約してるのは私なのに言わなきゃお金を納めなくなった事

ボロボロボロボロ悪いところを思い出して嫌悪感を抱いた。

目に入るテギョンの物を手当たり次第部屋の外に出す。

「もういいよ、別れよう」

「ちょ、A」

「末長くお幸せに」

ﾊﾞﾀﾝ

1人になった途端、頭が真っ白になった。

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