俺、恋愛は面倒臭いからしません (ページ15)

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恋愛下手ページ15

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無事撮影を終えて、ホテルに向かう。

「ヒョン、例の子と何か約束でもしてたんですか？」

小声で聞いてくるホソガ。

目敏いぞ。

「ああ、ちょっとな」

「連絡先知らないんですか？」

「連絡先……………」

クソ、聞いとけばよかった。

「ていうか名前聞いてないですよ、なんて子？」

「名前…………？」

待てよ、俺名前すら知らないぞ。

「ドリフ…」

「ドリフっ！？ドリフってあの、ドリフ？」

「ああ、いや………名前、知らない」

「ええっ！？ヒョン……俺さすがにヒョンがそこまで恋愛下手とは知らなかったですよ」

「だから恋愛じゃ……」

恋愛じゃないのか……？強く否定できない。

「ヒョンも大変なんですね…」

肩に手を置いて眉毛を下げる。

やかましいわ。

「とにかく、次会うときは名前くらい聞かなきゃダメですよ、ヒョンの勇気がでたら連絡先も！………イヤ、確定事項！名前！連絡先！」

強気すぎないか………？

今頃走ってるのか、あの子。

「上手くいくといいですね、応援してますよ」

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