BAR Masquerade

Masquerade36 ページ38

. ﾏﾕｽﾞﾐ side .


『Aをみんなの所に転々と泊まっていけばAを探している奴を撹乱させられるんじゃない？って』



社長｢なるほど...それも1つの手ではありますね...｣


ｱｷﾅ｢そ、それって強制？｣


『任意でいいけど、出来れば多い人数の方が撹乱はしやすいと思う』


ｸｽﾞﾊ｢期間は？｣



『Aを探してる奴を捕まえてその組を壊滅させられるのが早ければそれだけ早く終わると思うけど...問題は、誰がそれに賛成実行出来るか。ってところなんだけど...』



社長｢私は賛成は出来ます。...ですが、私と三枝さん、甲斐田さんはAさんにお会いしていないので、正直に言いますと初めましての人を...って感じですね｣



ﾊﾔﾄさんの意見に同意見だ。というように頷いたｱｷﾅとｶｲﾀﾞくん


ｸｽﾞﾊ｢それなら明日も全員出勤なわけだしAさんも来てもらってそこで判断するのは？｣


俺は泊めても良いけど、ってｸｽﾞﾊさんが呟いた

女性とは極力関わりたがらないｸｽﾞﾊさんが賛成して泊めてもいいだなんて

俺と同じように思うところがあるのかもしれない


社長｢それは良いと思います！そしたらｹﾝﾓﾁさんは明日Aさんと一緒に来てください｣


ﾓﾁ｢分かりました｣



社長｢この件または他で何か意見等ありますか？｣



ｱｷﾅ｢あの...Aさんのカラードレスの話し聞いたんだけど...｣


ﾓﾁ｢あぁ...Aさんは何色でも着てくれると思いますよ。頼めば｣


チラリとｶﾅｴさんを見つめるｹﾝﾓﾁさん


社長｢...他になければこれで会議は終了となります｣


ｸｽﾞﾊ｢お疲れーっす｣


ｸｽﾞﾊさんを皮切りに口々にお疲れ様ですと聞こえた


ﾌﾜ｢まゆ...｣


『なに？』


ﾌﾜ｢ちょっといい？｣


『...いいよ』



ここでは話しずらい内容なのかホールを離れ、階段を降りて女性更衣室に入った


まさか女性更衣室に入ると思わなかったけど、そこまでして聞かれたくない話って___


ﾌﾜ｢Aちゃんの記憶喪失の件についてなんだけど...｣


『そうだろうと思ったよ。Aの行ってた病院や面会人を調べて欲しいって言うんじゃないかって』


ﾌﾜ｢でも...出来る？｣


『どうだろ...期間がある程度分かれば割と見つけやすくはなると思うけど、いつ病院に行ってた。とか分からないと見つけるのにかなり時間はかかると思うよ』


ﾌﾜ｢そうだよねぇ...｣


『見つけられたら何してくれる？』


ﾌﾜ｢...何なりと｣



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