BAR Masquerade

Masquerade34 ページ36

. ｸｽﾞﾊ side .



意識を飛ばしたｶﾅｴをそのまま抱き抱えて
店のソファに寝かせた


こういった“技”をみんなの前で見せたのは初めてで、みんながみんな俺に注目する



社長｢凄い！！助かりました！｣



『ぁ、ｯｽｰ、はい』



社長｢では会議を始めたいと思います。今日は議題が2つあります。まず1つ目ですが___｣



社長「最近渋谷組や品川組、中野組が人数を増やしたり闇取引で金稼ぎをされてるみたいです」



ﾌﾜｯﾁ｢Aちゃんに話しかけてた奴どっかで見たことある気がするんよなぁ。今の3組のどれか言ってた気がするなあ｣



社長｢それは本当ですか？ﾌﾜさん！では、ﾏﾕｽﾞﾐさんと協力して割り出しをお願いします｣


ﾌﾜｯﾁ｢分かった！｣


ﾏﾕｽﾞﾐ｢裏サイトをハッキングしたからすぐに割り出しは出来ると思う｣


社長｢2人ともお願いします！ ｻｴｸﾞｻさんは、品川組について。ｶｲﾀﾞさんは中野組について調べて欲しいです。私は渋谷組について調べます｣


ｻﾝｼ｢おっけい！｣

ｶｲﾀﾞ｢了解です！｣


社長｢抗争は近いかもしれません。各自“手入れ”は怠らないようにお願いします｣



社長｢それでは議題2つ目に入ります。私とｻｴｸﾞｻさん、ｶｲﾀﾞさんはまだAさんにお会いしていないのでAさんについての情報をｹﾝﾓﾁさん...お願いします｣


ﾓﾁ｢はい。Aさんは客としてお店に来ました。職業は作家みたいです。ﾏﾕｽﾞﾐくん曰く、今考えている話に何か裏があると思い、入れようと思ったみたいです｣



ﾓﾁ｢それで、実際にVIPフロアに入ってカウンターにいる時に愛華さんにくっついていた客がAさんに...｣


社長｢あぁ。なるほど｣



ｻﾝｼ｢あーね？｣



ｶｲﾀﾞ｢？ﾀﾞﾚ？｣



ﾓﾁ｢それで近くにいたｶﾅｴくんがその客を止めて、その客は帰ったんですけど、Aさんの帰宅を尾行していたようで、そこにｶﾅｴくんが現れて...｣



ここでﾓﾁさんは言葉を詰まらせた


俺ら(俺、ﾌﾜｯﾁとﾏﾕｽﾞﾐ)もその後の話は知らない

ただ、ｶﾅｴの家に避難した。と



社長｢ｹﾝﾓﾁさん？｣




ﾓﾁ｢...その前にﾌﾜくん。言うべきじゃないですか？｣



ﾌﾜ｢.........｣



ﾓﾁさんに注がれていたみんなの目がﾌﾜｯﾁに移動した



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ﾌﾜ｢やっぱバレてたか 笑｣







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