BAR Masquerade

Masquerade33 ページ35

. ｸｽﾞﾊ side .


今日は定例会議の日


結構ギリギリな時間に着いたが、
いつもは扉の向こう側からでもガヤガヤ騒いでいる声が今日は一切聞こえなくて


一瞬会議の日を間違えたかと思ったが


中から何か殺伐とした空気がダダ漏れてて


何ごとかと慌てて中に入った



『遅れましたあー、、、』


中に入って最初に目にしたのは


掴みあってるｶﾅｴとﾓﾁさん


それを引き離そうとするｶｲﾀﾞとｻﾝｼ師匠


まぁまぁ、と宥めるﾌﾜｯﾁとﾏﾕｽﾞﾐ




社長｢あぁ！ｸｽﾞﾊさん！｣


俺が来たことに気付いた社長が待ってました！と言わんばかりに駆け寄ってきた



『ｯｽーーー、何かあったんすか？』


社長｢詳しくは分かりませんが、何やらAさん関係かと...それよりもｸｽﾞﾊさん！ｶﾅｴさんを止めてくださいっ！｣



私でも止められなくて、と社長が言った

...なら俺でも無理じゃね？





『ｶﾅｴ？どうした___』


ﾓﾁ｢だから たまたまだって言ってんだろ｣


ｶﾅｴ｢はぁ？｣



ｻﾝｼ｢ちょちょちょちょっ！ｶﾅｴさん落ち着いて！！！！｣



ｶｲﾀﾞ｢ﾓﾁさんも！らしくないっすよ！どうしたんですか？！｣




社長｢あー、全員集まったので会議始めたいのですが！｣



社長が大きな声で間に入ってもお互い聞く耳を持たない



『...社長 ｶﾅｴ眠らせてもいいすか？』



社長｢眠らす？そんなこと出来るんですか！｣



社長...こんな時に目をキラキラさせないで欲しい




是非お願いします！と許可を得たので





ｶﾅｴの後ろに回ってｶﾅｴの両目を塞いで耳元で___








『眠れ__』









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