Masquerade30 ページ32
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どうしようかな、雨降ると思ってなかったから傘なんて持ってきてないし___
隣にいるモチさんも傘を持ってなさそう
モチ「あの、僕の家近いのでAさんが良ければ___」
うん、と頷けば私の手にあった荷物を左手に持ち、右手は私の左手を掴んだ
モチ「ちょっと走りますよ」
雨の中私に向ける顔がいつの頃かの記憶と重なった
ちょっと頭痛がするのは思い出そうとしてるからなのだろうか。それともこの雨のせい?
ほんとにモチさんの家は近くで、言われるまま玄関に入った
モチ「ちょっとまってて下さい」
かなりの土砂降りだったため、ずぶ濡れで、少しの風で鳥肌が立つ
モチ「お待たせしました。浴室に色々と置いといたので温まってください」
『ありがとうございます』
お言葉に甘えて浴室に入った
浴室の扉を挟んで向こう側から
モチ「下着ですが、未使用なの置いておいたので、サイズが合うか分かりませんが使えたら使って大丈夫です」
『えっ、下着?』
Tシャツと短パンが畳まていて、その下にご丁寧に下着も畳まれていた
『流石にそれはちょっと...』
モチさんに声をかけてももう帰ってこなかった
とりあえず早く入って温まろう
下着はその後で考えよう___
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じっくりと温まって浴室に戻った
ふかふかのタオルで水気をしっかりと拭くときにふんわりと香る柔軟剤の匂い
抱き締めてもらった時のことを思い出してしまった
考えることを後回しにした下着はどうしようか、と
サイズを確認するとちょっと小さいかなってくらいで胸のサイズに合ってないのを着るのはよくないのは知ってるけど
下着を着ないのはちょっとね、、と思い いそいそと身に付けた
割と長く使わせてもらったからスキンケア類はバシャバシャと顔に塗りたくってすぐに脱衣所を出た
リビングに近づくと誰かと通話?中のモチさん
あれ、カナエの時もこんな感じあったな
タイミング悪いな〜私と自分に苦笑いしてどうしようもなく廊下で立ち止まる
「___たまたまですよ...」
「___の所より...」
「___ご理解____では」
リビングに繋がる扉は所々ガラスが張り込まれていて、覗けばモチさんが電話を切ったことが見えて
そのまま___私と目が合った
モチ「どうしました?ここにいては湯冷めしてしまいますよ?」
『あぁ、ありがとうございます』
モチさんに腕を引っ張られリビングに連れていかれる
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あまつかあくま(プロフ) - 名無し42641号さん» 名無し42641号様コメントありがとうございます!ご愛読誠にありがとうございます☺️リンクを貼りしましたので、恐らく飛べると思います♪ コメントありがとうございました🙇🏻♀️ (6月7日 7時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42641号(プロフ) - コメント失礼します、いつも楽しく拝見させて頂いています!!是非新しい話見てみたいです!無理の無いよう頑張ってください☺️ (6月5日 19時) (レス) @page38 id: 335ec88034 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - 銀鮭さん» 銀鮭様コメントありがとうございます!全員分のパターンでいきたいと思います!!!銀鮭様が満足できるように頑張りますのでよろしくお願いします☺️ (6月3日 21時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
銀鮭(プロフ) - コメント遅くなってしまい申し訳ございません🙏欲を言うと全員分見てみたいですが、作者様あっての私ですので、作者様の無理のない方でお願いします! (6月3日 19時) (レス) @page36 id: 34a0ab0d17 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - りえさん» りえ様コメントありがとうございます!かしこまりました!全員のパターンで書いていきます!コメントありがとうございました☺️ (5月29日 0時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2023年4月18日 18時