BAR Masquerade

Masquerade2 ページ4

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私の家から歩いて2.30分


そろそろ足が痛くなる頃




少し休みたいが、ここら辺はネオンが怪しく光る街




こんなところで休んでいたらキャッチに捕まってしまう




もう既に4人から声を掛けられている




まだネオン街に入ったばかりだというのに_____




痛い足を気にしながらも歩く速度を早め街を通り過ぎるのを願う




キャッチ「そこの綺麗なおねーさん！」



前から話しかけてくる男を無視して通り過ぎる




キャッチ「あれぇ、無視？？笑 おねーさんウチで呑まない？笑」




無視して通り過ぎたってのにこの男は付いてくるし私の腕をさりげなく触ってくる




『いえ、間に合ってますので』




腕を触る男の手を払い除け、更に速度を上げた





あーーー、なんで私こんなところ来たんだろう







家を出る前の私に注意したい







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やっとネオン街から出られるようなところで、少しだけ隙間の空いた道がある事に気が付き



限界だった足を労るため少しだけ休もうと小道に入る





小道には2,3軒こじんまりとしたお店の看板が置いてある






足を休めたいし、なんなら喉が渇いてお酒を呑みたくて飲めなかった私はこの中から何処かのお店に入ろうとした




でも店前に置いてある看板は暗く、お店が開いてるのが無く_____



あった



この小道は行き止まりなんだが、1番奥まで進むと店前には看板が置かれていないため一見ただの扉に過ぎないが


壁からBAR Masqueradeと書かれている金色の看板がぶら下がっているのに気が付いた





『ますかれーど？』




目の前の扉にはOPENの表記がある





肩から外れたショルダーバッグの紐を肩に戻し紐を握りしめて



扉のドアノブに手をかけた_____






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