永遠に続く夢 (ページ4)

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「みんなー！ジミンが来たよーー！」

僕が靴をもたもた脱いでいると、ホソクさんは部屋中に響く声で言った。
するとぞろぞろと人がリビングに集まって、僕はどこに座ればいいかわからなくて、
「ジミンくん、ここへどうぞ」さっきベランダからホソクさんを呼んでいた人に諭され、やっと座った。

「もともとは2年前にデビューが決まってたんだけど、まあ色々あって、」
ホソクさんはあたりの漫画を雑に積み上げ、テーブルを端に片付けながら言う。
「結局決まったのが8人」
「8人？」
「うん、きみも入れて」

ホソクさんは5人の横に座ると、
「僕はチョン・ホソクだけど、芸名はJ-HOPE。」
また手を差し出して握手をした。

「はじめまして。僕はキム・ナムジュン。芸名はRap Monster、よろしく」
芸名がすごく流暢で聞き取れなかったけど、レップモンスター？ラップモンスター？らしい。
くるくるした髪の毛はレゲエチックだ。

「僕はキム・ソクジン。この中では一番年長だよ」
ソクジンさんはびっくりするほど顔が良くて、ぽってりした唇が印象的だ。

「…ミン・ユンギ。よろしく」
少し不愛想に、でもきちんと握手してくれたユンギさん。小柄だけど、初期からいるメンバーだとホソクさんに教えてもらった。

「チョン・ジョングクです。」
ぺこりと頭を下げた幼げのある彼は、僕より２つ年下らしい。

「俺は、キム・テヒョン！大邱出身の95年生まれで、ジミンと同い年！」
犬がしっぽを振るみたいに、きらきらの目で僕を見るテヒョン。
顔が小さくて、すごく、これが美しいっていうんだろうなあ、っていう顔立ちだ。

そして、
「僕は…、パク・ジミンです。釜山から来ました。」
僕は緊張して震える声で言った。
ソクジンさんが、「やー！釜山からはるばる！」と拍手してくれた。
なんだか温かい歓迎ムードにちょっと嬉しくなる。

「あ、待ってください」

ジョングクが僕の自己紹介を止めた。

「もう一人います、」

立ち上がると、リビングに隣接した(といっても、この宿舎にはリビングとキッチンと風呂トイレ、あとは２つしか部屋がないらしい)部屋をノックして入っていった。

8人でデビュー。確かにこの部屋には7人しかいない。

僕は残る1人が出てくるのを、ジョングクが入っていった部屋をじっと見て待った。