永遠に続く夢 (ページ11)

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Aの毒舌は、相変わらず、本当に相変わらずだ。
非の打ちどころのない、返す余地のないほどの切れ味を誇っていた。

でもそれは宿舎だけの話で、学校のAは全然違った。
大人しくて、口数が少なくて、というか、むしろ休み時間に話している友達なんていないんじゃないだろうか。

クラスメイトは、僕とテヒョンとAが同じグループの練習生だとは知られていなかった。
そもそも他にも大手の芸能事務所に入っている人はたくさんいたから、僕たち3人はあまり目立った生徒でもなかった。

――けれど、どこかでその噂がもれた。

「おいジミナ」

クラスメイトの、目立つガタイのでかい男が僕に話しかけてきた。
普段は外で野球してるか、他のクラスにいるらしい彼女？とどこかの教室でいちゃいちゃしているらしいやつだ。
どこの学校にもいる、「イケてる」やつ。

「なに？」

君の名前知らないけど、と心の中では言いながら。

「お前さあ、Aさんと仲良いってマジ？」

取り巻きの男たちがなにやらニヤニヤしていた。
僕は「いや…なんで？」と平然と返すと、男は嬉しそうに話し出す。
教室にはみんないたけど、昼休みでがやがやしていて、誰も聞いていない。

「小耳に挟んだだけなんだけどさあ、」

僕はにこりと笑って「うん？」と聞き返してやる。
男は少し黙ると、

「いや、先にAさんに聞くからいいわ、やっぱ」

行こうぜ、と取り巻きを連れてどこか行った。

――――…悪い予感がした。