泥棒猫、捕まえました【d!】 (ページ16)

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gr「すでに知っていると思うが、我々国総統のグルッペン・フューラーだ。

　それで、一つ、この奴らが思っていることであろうことを尋ねるが。
　
　ちょっと固くないか？さっき俺と喋っていたときはタメだっただろ」

　突然の許可に思わず目を見張る。

　総統閣下様とか、幹部様とか、上の立場の人は偉そうに踏ん反り返っている印象(偏見)があったから、なんだか意外だ。

『え、逆にタメでいいんすか？』

gr「ええゾ」

『それならそうさせていただく。礼儀作法とかはあまり詳しくないから敬語はあまり得意ではないのだが、目上の人っぽいしこれから保護してもらうから頑張って使ってた』

gr「後、これは人によるかもしれないが、名前も普通に呼んでくれ」

　有無を言わさない口調に、私もその方が気が楽でいいからと頷いた。

『グルッペン』

gr「あぁ、それでいい」

　満足気に喉を鳴らすグルッペンと、私を見て、他の幹部も声を漏らす。

sha「結構あっさりなんやな。普通の人は渋るで」

『さっき言った通り敬語は苦手だし、なんなら私は食糧盗んで食べたという罪があるからな。今更媚び売ったりする気はないし。
　なんなら尊敬とかしてないから』

　ぶっちゃけていえば、なんとも言えない顔をされてしまった。解せぬ。

zm「馬鹿正直やな。あ、俺もあんたのことを信用してるわけや無いけど、様付けとか気色悪いから普通にゾムでええで」

『分かった、ゾムな』

ut「ちゅうかお前ら何気に酷ない？よろしくしないとか。あ、俺も好きな風に呼んでええで」

sha「せやけど素性もよくわかってない、他国の奴なんやろ？そんな簡単に信じる方が阿保やわ。俺も呼び捨てでええわ」

『鬱とシャオロン。別に信用しない方が普通だと思う』

kn「まぁ鮭好きに悪い奴はおらんからな！俺もコネシマでええよ」

『コネシマ、流石に悪い人もいると思う』

os「せやけど嘘ついてる様子はないで？あ、俺も気軽にマンちゃん♡って呼ぶめぅ！」

em「オスマンさんがいうのなら信憑性は高いですね。私も呼び捨てで構いません」

『オスマンとエーミール』

ht「俺も呼び捨てでいい。野菜好きって言ってたよね？今度新種の野菜の味見してみてよ」

rbr「ぇーと、ワシも様付けはむず痒いからなぁ…呼び捨て、で頼んます」

『新種の野菜食べてみたい、ひとらんらん。ロボロ、了承した』

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